2018年のF1世界選手権のシーズン開幕前最後のプレシーズンテストが3月6日(火)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタート。初日はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを記録。トロロッソ・ホンダは5番手タイムにつけた。先週の1回目のテストは悪天候に見舞われたが、今週は良好なコンディションでセッションはスタート。各チームが開幕戦オーストラリアGPにむけて最後の調整を開始した。
順調な滑り出しを見せたのがフェラーリ、メルセデス、レッドブル・レーシングのトップ3チーム。多くの周回数を重ねて約0.25秒差以内の僅差のラップタイムを記録した。フェラーリはセバスチャン・ベッテルが171周を走行してミディアムタイヤで1分20秒362をマーク。メルセデスは二人のドライバー走行が合わせて177周を走行し、バルテリ・ボッタスがソフトタイヤでトップから0.2秒差につけた。レッドブル・レーシングは、バッテリーのトラブルでコース上でストップするトラブルはあったものの、マックス・フェルスタッペンが130周を走行してトップから0.253秒差となる1分20秒649をミディアムタイヤで記録。一方、トロロッソ・ホンダとマクラーレンはトラブルに見舞われる一日となった。先週のテストではほぼノートラブルで全チーム最多の229周を走破していたトロロッソ・ホンダは、この日ブレーキシステムにトラブルが発生。午後にまったく走行することができる54周の走行に留まった。しかし、ホンダのF1パワーユニットにトラブルは見られず、タイム的には0.557秒差とパフォーマンス的にも有望な初日となった。マクラーレンは出だしからトラブルが発生。午前中にはバッテリーの問題、午後にはハイドロリック系の問題に見舞われて全チームで最少となる38周の走行に留まった。マシンには焦げ跡が確認されており、冷却系にも問題を抱えているようだ。過去3年間、ホンダF1に信頼性トラブルの責任を向けていたマクラーレンだが、早くもマクラーレン自身に疑いの目が向けられ始めている。トロロッソが「ホンダとドライバーに申し訳ない」とコメントしているのに対し、マクラーレンは「騒ぐほどの問題ではない」と強気であり、チームの姿勢も対照的だ。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "5zY2xsZTE6zfIJiuCBzHcGbhOYFUFag2");});関連:F1バルセロナテスト1日目 結果:セバスチャン・ベッテルがトップタイム