中上貴晶は、MotoGP 第6戦イタリアGPで5位入賞を果たした。予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切ってオープニングラップ6番手。グランプリ2年目にして初めてトップグループに加わると、最終的に5位でフィニッシュした。
昨年のバレンシアGPの6位をしのぐベストリザルトとなった中上貴晶は、今シーズン初めてインディペンデントチームライダーのトップでフィニッシュ。チームのホームグランプリで好走をみせ、スタッフも大喜びだった。「今日はいいスタートが切れました。そのおかげで1コーナーでは、思い通りのラインを通ることができてポジションを上げることができました。その後も落ち着いて、力強い走りができました」と中上貴晶はレースを振り返る。「ペースは、全体的にそれほど速いものではありませんでしたが、トップグループについていくのはさすがに簡単ではありませんでした。しかし、今日はカル(・クラッチロー)についていったことで、いいリズムをつかむことができました。ストレートでは厳しい走りになりましたが、今回はセクター2とセクター3でとてもいい走りができていたので、その区間でトップグループのライダーたちとの差も縮めることができました」「今大会は予選を終えた時点で前後ミディアムで行くことに決めました。タイヤの選択に迷いがなかったことも、強い気持ちでレースを戦えた要因でした。今日は初めてトップグループで走れたことで、自分の速いパート、そうでないパートをしっかり見ることができました。今日の経験を、次戦以降、しっかり活かしたいです」「今大会はチームのホームグランプリだったので、自己ベストはもちろん、インディペンデントチームライダーの中でトップでゴールできたことで、少しは期待に応えられたかなと思っています。グランプリに来てから、今日は1番いいレースになりました。すばらしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝しています」
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