リンスが7位、ミルが8位でもてぎでの日本グランプリを終える。2019 MotoGP 第16戦 日本グランプリの決勝日、チームスズキエクスターのライダー達は、スズキのホームグランプリとなるツインリンクもてぎで、多くのファンが見守る中、力強い走りを見せた。アレックス・リンスとジョアン・ミルは肌寒いコンディションのなか、ともに前後にミディアムタイヤを選択し、確実なスタートを切った。
1周目終了時点で、すでにミルはトップ10に位置する。対してややポジションを落としたリンスではあったが、数周後にはミルの背後に迫る。そこから、リンスは徐々にポジションを上げ、7番手を走行する。一方のミルもトップ10のポジションをしっかりとキープした。残り10周、リンスはミラー(ドゥカティ)を捕らえ6番手にポジションアップし、そのままの勢いで5番手を狙う。しかしレースはモルビデリ(ヤマハ)、クラッチロー(ホンダ)を交えた三つ巴のバトルとなり、トップ5フィニッシュを狙うリンスは残念ながらフィニッシュラインを7位で通過することとなった。しかし、この結果によりリンスはチャンピオンシップのポイントスタンディングで3位を守ることとなった。一方、ミルはポジション争いをすることでタイムをロスしていたが、それでも最終的にミルはリンスの直後となる8位を獲得した。ルーキーとして非常にコンスタントな成績を残し、自信を積み重ねることに成功した。また、シルバン・ギントーリは今シーズン最後となるワイルドカード参戦を20位で完走し、チームに有益なデータを数多く残すことに貢献した。河内 健 テクニカルマネージャー「アレックスは多くのライダーをパスしたにもかかわらず、結局7位に落ち着かなければならないという、とても難しいレースでした。ジョアンはとても良いレースをしてくれて、再び好リザルトを残してくれました。今日のレースでは2人とも非常に高いポテンシャルを持っていたのですが、彼らの望むような順位を獲得することは出来ませんでした。もちろん、私たちはより高い戦闘力を求めてハードワークを行っていき、次の週末のレースに準備していきたいと思っています。また、チームに有益なデータを残してくれたシルバンとテストチームにも感謝をしています。」ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「アレックスもジョアンも良いレースをしました。今日のレースで、あれ以上の順位を獲得するのは難しかったと思いますから。11番手と12番手というグリッドポジションから上を目指していくのは至難の業です。そのなかで、彼らは良いペースで走ってくれてよく挽回してくれたと思います。もちろん次はさらにトライすることをしなければいけませんけど、今日の結果には満足しています。シルバンもたくさんのインフォメーションを我々に提供してくれました。また、スズキからは多くの方が応援、そしてサポートに来てくれたことを心から感謝いたします。」アレックス・リンス「スタートが良くなかったね。ずいぶんポジションを下げちゃったよ。少しずつ挽回してポジションをキープしながら虎視眈々とさらに上位を狙っていたんだ。クラッチロー(ホンダ)と長くバトルをしていたんだけど、残念なのは最終的に彼よりも後ろでフィニッシュしたことだね。トップ5に入れるポテンシャルはあったと思うんだけど、時間がちょっと足りなかったね。でも、ここ日本でチャンピオンシップ3位を守れたのは嬉しいよ。それからこの週末、寄り添ってくれてたくさんのサポートをしてくれた鈴木俊宏社長にも感謝しているよ。本当に有難うございました。」ジョアン・ミル「基本的にこの週末はとてもハッピーだったと言えるね。前戦に比べて順位は良くなかったんだけど、個人的には自分のパフォーマンス面で次の一歩を踏み出すことが出来たと感じているんだ。週末を通して、バイクにとても良いフィーリングがあったんだ。もう少しで、表彰台とかトップ争いしている選手に近づけそうだなと。今日のレースでは、ペトルッチ(ドゥカティ)を抜くのに手間取って多くのタイムをロスしてしまったことは繰り返さないようにしないとね。これがなければもっと上位に近づくことが出来たと思うんだ。とはいっても、今回の日本グランプリは格別だったよ。スズキのファクトリーライダーとして初めてファンの前で走ることが出来たこと。特にスズキの社長の前で走れたことは光栄だったよ。」シルバン・ギントーリ「良いレースウィークだったよ。FP3のウェットでの走行は特に楽しかった。バイクの感触もとても良かったしね。レースではチームに有益なデータを残せるだけ残すように注力したよ。予定通りうまくいったと思う。スタートは難しかったけど、その後はコンスタントなリズムで走行することが出来たよ。スズキのホームグランプリに参戦することが出来たのは光栄だったね。」
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