ドイツGP予選、スズキライダーは4番手と9番手土曜朝のFP3セッションは、毎レース同様にストレートQ2行きを目指してライダー達が激しいタイム争いを繰り広げ、多くのライダーがベストラップタイムを更新。チームスズキエクスターライダーのふたりも同じくセッションを通してアタックを繰り返し、共に安定した好ペースを刻みつつ、リンス5番手、ミル9番手で揃ってトップ10ポジションを獲得した。
さらに予選前最後の調整となる午後のFP4ではトップから僅か0.4秒差で、リンス3番手、ミル4番手でセッションを締めくくり、好調ぶりをアピール。決勝スタートポジションを決定する予選Q2ではリンスがフロントロー獲得を賭け猛アタック。フロントミディアム・リアハードタイヤのコンビネーションで1'20.531を記録するも僅かにフロントローには届かず、明日の決勝は2列目4番手からのスタートとなった。ジョアン・ミルもリンス同様のタイヤコンビネーションで1'21.061を記録し、決勝は3列目9番手からのスタートに。ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「今日の予選は総合的にポジティブだったと思います。アレックスは最終ラップでフロントが切れ込んでしまってタイムを更新することができなかったので、順調に行けばさらに上位で終われたかもしれませんが、いずれにしても結果には満足しています。ジョアンもこの週末はずっと好調な走りを見せてくれているので、明日の決勝にはどちらのライダーにも期待しています。決勝は天候とタイヤ選択が大きな鍵となると思いますが、ふたりが揃ってトップグループでバトルしてくれることを願っています。」アレックス・リンス「予選最終ラップのアタックでベストタイムを更新中に最終コーナーで転びそうになったので、肘をついてなんとかセーブしたんだ。正直かなりヒヤッとしたよ。フロントローは逃してしまったけど、転倒は免れたし、目標は2列目以内だったからまずまず納得している。ペースは良い感じなので、決勝では良いスタートを決めるよ。」ジョアン・ミル「FP4のペースがかなり良かったから、新品タイヤでアタックすればもっとタイムが上がるだろうと思っていたんだけど、予選では思ったようにタイムを上げることができなくてちょっと残念だったね。でも3列目からスタートできるのはまずまずだと思っている。夏休み前の最後のレースだからとにかく全力を出し切って走り、気持ちよく前半戦を締めくくりたいね。」