雨に見舞われ、ウェットコンディションでスタートしたアラゴンGPだったが、2日目の今日は、午前、午後ともドライコンディションでの走行となった。チームスズキエクスターライダーのふたりは、限られた時間の中で決勝に向けてのセットアップを詰め、イアンノーネが10番手で、明日の決勝は4列目からのスタートに。MotoGPルーキーのアレックス・リンスは、セットアップを詰めきれず、20番手からのスタートとなった。
今日は路面温度も上昇し、昨日とは路面コンディションが大きく変わった中、午前のFP3でトップ10入りを果たしたイアンノーネは、久しぶりのストレートQ2入り。一方、チームメイトのリンスも、地元サポーターの大きな声援に応えるごとく全力でタイムアップを試みるも、厳しい展開を強いられた。アンドレア・イアンノーネ「今日の予選はタイム差が少なかったから、あとコンマ1~2秒速かったら、グリッドをもっと上位に上げることができたと思うし、今日はそのチャンスが十分にあったと思うんだ。タイムアタックラップで、1コーナーでインにつけれなくてタイムロスしてしまったんだけど、その原因は、そもそも僕たちのマシンが常に限界に近いところで走っているからだと思っている。だからミスを犯しやすいんじゃないかとね。でも、他のサーキットよりも上位とのタイム差が少ないし、今日はプッシュすることも出来たから楽しく乗れたよ。明日の決勝はトップグループでレースしたいね。」アレックス・リンス「昨日はFP1、FP2共ウェットコンディションで、ドライで走れたのは今日が初めてだったことを思えば、今日の結果はまずまずだと思っているよ。ウェットからドライの乗り換えに最初はちょっと手こずったけど、乗るたびに良くなっていったし、フィーリングはかなりいいよ。あとは明日のウォームアップで最終調整をして、ベストな状態で決勝に挑めるようにするのみだね。」ダビデ・ブリビオ チームマネージャー「ここ数戦、なかなかトップ10入りすることができなかったので、アンドレアがストレートでQ2入りを果たしてくれたことはポジティブな要素だと思っています。今日のアンドレアはドライコンディションでかなりポジティブな走りができましたし、まだまだ改善できる要素は残されているので、明日の決勝でどんなパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみです。アレックスに関しては、残念ながら我々が期待していた結果には届きませんでしたが、昨日の雨のせいもあり、経験不足のために、時間が少し足りなかったのかも知れません。明日のウォームアップの時間を最大限に生かし、決勝に向けてしっかり準備したいと思っています。」関連:【MotoGP】 第14戦 アラゴンGP 予選:ビニャーレスが今季5度目のポール