スズキのテストチームのチームマネージャーを務めるダビデ・ブリビオは、MotoGPへの復帰を当初予定されていた2014年から1年遅れの2015年に変更したことに関して、レギュレーションでECUハードウェアが三菱電機製からマニエッティ・マレリ製に変更されることが主な理由だったと説明した。スズキは17日(月)、2015年からMotoGPに復帰することを発表。カタロニア・サーキットで実施されたオフィシャルテストでプロトタイプマシンをシェイクダウンさせた。
ダビデ・ブリビオは「スズキは、開発には時間が必要と考えました。レギュレーションにおいて、新たなECUの使用と燃料制限という非常に重要な変更が幾つかあります。MotoGPクラスに参入すること、チャンピオンシップの主導権を握る大変強力なライバルたちと対戦することは、簡単なことではありません」とコメント。「我々はしっかりとそれらの準備を整えたいです。1年間は仕様を決断し、バイクを調整することにおいて、大変有効となります。そのような理由から1年遅らせることを決断しましたが、スズキが復帰することを発表したことは、大変、大変重要で、大変ポジティブなことだと思います」現在開発中のプロトタイプマシンは、三菱電機製のECUエンジンコントロールユニットを使用。最高峰クラスでは、2014年からマニエッティ・マレリ製のハードウェアを使用することが義務付けられている。「現在は歴史的にパートナーである三菱製のECUで走行しています。今後は当然レギュレーションにより、マニエッティ・マレリに変更しますが、この装置は届いたばかりで、電子制御の担当者たちは検証し、理解に努めます。」「今年の末には、マニエッティ・マレリ製のハードウェアで走行できることを期待し、2014年にはこの技術の開発に向けて、使用できることを期待します」関連:スズキ、2015年のMotoGP復帰を正式発表
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