MotoGP 第11戦 オーストリアGPの決勝が8月12日(土)にレッドブル・リンクで行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が優勝した。27.1℃、路面温度42.1℃のドライコンディションで28周の決勝レースはスタート。ホールショットを奪ったのは2番グリッドからスタートしたアンドレア・ドヴィツォーゾ(ドゥカティ)。だが、オープニングラップでは目まぐるしく順位が入れ替わる。
1周目を終えてトップに立ったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。だが、すぐにマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がトップを奪い、2番手にホルヘ・ロレンソ、3番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾというトップ3が後続を引き離す形でレースは展開していく。4番手争いはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)、アレックス・リンス(スズキ)が接戦を演じている。今シーズン初めてQ1敗退を喫して14番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)は6周目には9番手まで順位を上げている。レースの折り返し地点となる14周目を終えた時点でマルク・マルケスがトップをキープ。その1秒以内で後方では前後ソフトタイヤのホルヘ・ロレンソと前後ミディアムタイヤのアンドレア・ドヴィツォーゾのドゥカティ勢が約0.1秒差で激しい2位争いを繰り広げる。トップ3と後続との差は5~6秒に開いている。残り10周、1コーナーでホルヘ・ロレンソがマルク・マルケスを抜いてトップに立つ。すぐにマルケスが3コーナーで抜き返すが、再びロレンソが抜きかえすという激しいバトル。アンドレア・ドヴィツォーゾはコーナーで膨らんでやや差が広がる。終盤はホルヘ・ロレンソとマルク・マルケスがコンマ2秒以内の激しいバトルを展開。マルケスのタイヤはフロントにミディアム、リアにハードと前後ともにロレンソよりも硬い。残り3周。3コーナーでインにつけなかったホルヘ・ロレンソを抜いてマルク・マルケスがトップに浮上。だが、ロレンソも負けじと前に出る。翌周、再び3コーナーでマルク・マルケスが前に出る。だが、ファイナルラップの1コーナーでホルヘ・ロレンソが前に出る。これまで抜かれていた3コーナーでもマルケスを抑えたロレンソがトップでチェッカー。今シーズン3勝目を挙げた。2位にはマルク・マルケス、3位にはアンドレア・ドヴィツィーゾが続いて、ドゥカティが2戦連続でダブル表彰台を獲得。4位にはカル・クラッチロー、5位にはダニロ・ペトルッチ、6位にはバレンティーノ・ロッシが入った。以下、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、アレックス・リンス(スズキ)、ヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)がトップ10入り。21番グリッドからスタートした中上貴晶(LCR・ホンダ)は15位でフィニッシュ。6レースぶり、今シーズン5度目となるポイントフィニッシュを果たした。ランキングはマルク・マルケスが201ポイントでトップ。2位には53ポイント差でバレンティーノ・ロッシ、今回優勝のホルヘ・ロレンスは71ポイント差で3位に浮上した。2018年 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 決勝 順位結果順位No.RiderTeam199ホルヘ・ロレンソドゥカティ・チーム293マルク・マルケスレプソル・ホンダ・チーム34アンドレア・ドヴィツィオーゾドゥカティ・チーム435カル・クラッチローLCR・ホンダ・カストロール59ダニロ・ペトルッチアルマ・プラマック・レーシング646バレンティーノ・ロッシモビスター・ヤマハ MotoGP726ダニ・ペドロサレプソル・ホンダ・チーム842アレックス・リンスチーム・スズキ・エクスター95ヨハン・ザルコモンスター・ヤマハ・テック31019アルバロ・バウティスタアンヘル・ニエト・チーム1153ティト・ラバットレアーレ・アビンティア・レーシング1225マーベリック・ビニャーレスモビスター・ヤマハ MotoGP1329アンドレア・イアンノーネチーム・スズキ・エクスター1438ブラッドリー・スミスレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング1530中上貴晶LCR・ホンダ・イデミツ1655ハフィス・シャリンモンスター・ヤマハ・テック31741アレイシ・エスパルガロアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ1843ジャック・ミラーアルマ・プラマック・レーシング1921フランコ・モルビデリエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS2045スコット・レディングアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ2117カレル・アブラハムアンヘル・ニエト・チーム2212トーマス・ルティエストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSRT10ザビエル・シメオンレアーレ・アビンティア・レーシング
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