MotoGP 第12戦イギリスGPの決勝レースが4日(日)、シルバーストンで行われ、マーベリック・ビニャーレスが最高峰クラス30戦目で初優勝を飾り、総合4位に浮上。所属するスズキに2007年5月の第5戦フランスGP以来、ドライレースでは、2001年9月の第12戦バレンシアGP以来となる勝利をもたらした。気温18度、路面温度18度のレインコンディションの中、3番グリッドのマーベリック・ビニャーレスがは、1ラップ目にグループの前に飛び出して徐々にアドバンテージを広げて優勝を果たした。
ポールポジションのカル・クラッチローは、3.480秒差の2位に入り、ホームレースで2戦連続3度目の表彰台を獲得。2番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、4.063秒差の3位に入り、2戦連続6度目の表彰台を獲得した。5番グリッドのマルク・マルケスは、2位争い中のラスト2ラップにコースアウトを喫して、5.992秒差の4位。4番グリッドのダニ・ペドロサ、10番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾ、11番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、9番グリッドのホルヘ・ロレンソ、14番グリッドのダニロ・ペトルッチ、19番グリッドのアルバロ・バウティスタがトップ10入りした。ウォームアップ走行で今季2度目のトップタイムを記録した20番グリッドのヨニー・エルナンデェスは、2戦連続の11位。6番グリッドのユージン・ラバティ、16番グリッドのアレックス・ロース、18番グリッドのエクトル・バルベラ、21番グリッドのティト・ラバットがポイント圏内のトップ15に進出した。7番グリッドのスコット・レディングは、2度の転倒を喫したが、最後まで走りぬいて、12番グリッドのジャック・ミラーに続いて17位。8番グリッドのアンドレア・イアンノーネと17番グリッドのステファン・ブラドルは転倒リタイア。13番グリッドのロリス・バスと15番グリッドのポル・エスパルガロは、スタート直後の2コーナーで接触。激しく横転したことから、レースディレクションは赤旗を提示。20ラップから19ラップに周回数が縮小され、クイックスタートによるリスタートが実施された。チャンピオンシップは、総合1位のマルク・マルケスに対して、総合2位のバレンティーノ・ロッシが53ポイント差から50ポイント差に接近。総合3位のホルヘ・ロレンソは、59ポイント差から64ポイント差に拡大した。2連戦の2戦目となる次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9日に開幕、11日に決勝レースが行われる。
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