MotoGP 第3戦アルゼンチンGPの決勝レースが19日、アウトドルモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシが逆転で開幕戦カタールGPに続く今季2勝目を挙げ、タイトル争いにおいてライバルたちとのポイントアドバンテージを広げた。気温29度、路面温度36度のドライコンディションの中、8番グリッドのバレンティーノ・バレンティーノは、フロントにハード、リアにエキストラハードのタイヤを選択。
6ラップ目に5番手、9ラップ目に4番手、10ラップ目に3番手、11ラップ目に2番手、20ラップ目にサーキットレコード、ラスト2ラップにはトップに浮上。当地初優勝で最高峰クラス84勝目、キャリア通算110勝目を挙げた。6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、フロント、リア共にハードタイヤを装着。開幕から3戦連続の2位を獲得すれば、4番グリッドのカル・クラッチローもフロント、リア共にハードタイヤを選択。最終ラップに逆転して、今季初めて表彰台を獲得。3番グリッドのアンドレア・イアンノーネは4位。5番グリッドのホルヘ・ロレンソは5位。10番グリッドのブラドリー・スミス、2番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、18番グリッドのポル・エスパルガロ、11番グリッドのスコット・レディング、9番グリッドのマーベリック・ビニャーレスがトップ10入り。21番グリッドのジャック・ミラーは、7人による12位争いに競り勝って、オープンオプションの最高位に進出。ウォームアップ走行で週末4度目、今季13度目の1番時計を刻んだポールポジションのマルク・マルケスは、フロント、リア共にハードタイヤを選択。1ラップ目をトップで通過すると、2ラップ目にサーキットレコードを更新。10ラップ目には、2番手に4.363秒差のアドバンテージを広げたが、ラスト2ラップに2番手に後退した直後にバレンティーノ・ロッシに接触して、昨年10月の第16戦オーストラリアGP以来となる転倒リタイヤとなった。13番グリッドのヨニー・エルナンデェスは、8番手走行中にデスモセディチGP14.2が炎上して、2戦連続してリタイヤ。15番グリッドの青山博一は、フロントにミディアム、リアにハードのタイヤを装着。7番グリッドのダニロ・ペトルッチとの11位争い中にラストラップに初転倒を喫してリタイヤした。チャンピオンシップは、ポイントリーダーのバレンティーノ・ロッシがランク2位のアンドレア・ドビツィオーゾに6ポイント差、ランク3位に再浮上したイアンノーネに26ポイント差のアドバンテージを広げた。次戦スペインGPは、ヘレス・サーキットで来月1日に開幕、3日に決勝レースが行われる。