MotoGP 第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが14日、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われた。レースでは、ランク3位のバレンティーノ・ロッシが、独走で昨年6月の第7戦TTアッセン以来24戦ぶりとなる今季初優勝を飾り、2008年と2009年に続く地元3勝目を挙げた。
気温25度、路面温度37度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末2度目、今季5度目の1番時計を記録した3番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、4ラップ目にトップに飛び出すと、安定して1分34秒台のペースで周回を重ねて、最高峰クラス通算81勝目、キャリア通算107勝目を達成した。ポールポジションのホルヘ・ロレンソは、ライバルたちがリアタイヤにミディアムコンパウンドを選択した中、唯一ハードコンパウンドを装着することを決断。1.578秒差で後半戦緒戦の第10戦インディアナポリスGPから4戦連続の2位を獲得。5番グリッドのダニ・ペドロサは、6番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾとの3位争いに競り勝って、今季9度目の表彰台を獲得。2番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、自己最高位タイとなる5位に進出。ウォームアップ走行で2番手に浮上した7番グリッドのポル・エスパルガロは、単独走行で6位。9番グリッドのブラドリー・スミス、12番グリッドのアルバロ・バウティスタ、13番グリッドのカル・クラッチロー、11番グリッドのヨニー・エルナンデェスがトップ10入り。ウォームアップ走行で14番手だった15番グリッドの青山博一は、12位に入り、今季12度目のポイント圏内に進出。4番グリッドのマルク・マルケスは、2番手走行中の10ラップ目に今季5度目の転倒を喫して、1分14秒083差の最後尾20番手に後退したが、1分34秒台のペースで巻き返して、1分15秒948差の15位でチェッカーを受けた。チャンピオンシップは、ポイントリーダーのマルク・マルケスに対して、ランク2位のダニ・ペドロサが74ポイント差、ランク3位のバレンティーノ・ロッシが75ポイント差に詰めた。次戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで26日に開幕、28日に決勝レースを迎える。