マルク・マルケスが、第15戦マレーシアGP決勝レースを2位でフィニュシュし、タイトルに王手をかけた。優勝はダニ・ペドロサ。今季8度目のポールポジションを獲得したマルク・マルケスは、序盤にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、ペドロサに続いて3番手。その後、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に抜かれて4番手にポジションを落としたが、すかさず抜き返し、さらにロレンソを追走。9周目にロレンソを抜いて2番手に浮上する。
そこから、トップのペドロサを追うが、ロレンソとのバトルでのタイムロスが影響し、届かなかった。これでマルク・マルケスは、15戦で14度の表彰台を獲得。ルーキーの表彰台記録をまたも更新した。総合ポイントでは、トップのマルク・マルケスが、2位のホルヘ・ロレンソに43点差、3位のペドロ・ペドロサと54点差となり、3戦を残し、念願のタイトルに王手をかけました。マルク・マルケス(MotoGP 2位)「この20ポイントはとても重要ですし、今日のレースにはとても満足しています。ホルヘ(ロレンソ)とは楽しいバトルをすることができました。しかし同時に、ダニがギャップを広げていくのも見えていました。ホルヘをオーバーテイクしたあと、ダニに追いつこうとしましたが、あまりにリスクが大きすぎるのでやめました。それからは、ホルヘを抑えることに集中しようと決めました。今大会の目標は、彼の前でフィニッシュすることでした。目標を達成できてとてもうれしいです」ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝)「優勝することができて、とてもうれしいです。今日は特別な一日になりました。レベルの高い走りができ、最高の気分です。アラゴンGPのあとは、動くのも大変でしたので、とてもうれしい優勝になりました。チームに感謝したいです。アラゴンのことは残念です。いいペースがありました。ここと同じように、優勝のチャンスがありました。しかし、後ろを向いているわけにはいきません。残りのレースに向けて、引き続きがんばって、いいフォームをキープしなければなりません」