マルク・マルケスにレーシングスーツを提供するイタリアのアルパインスターズは、MotoGP第12戦イギリスGPのウォームアップ走行で発生したハイスピードクラッシュに関してのデータ解析を発表。転倒時の衝撃が22.55Gフォース(重力加速度)に達していたことが明らかになった。レーシングスーツに装着された衝撃を感知するセンサーにより、コントロールを失ったことを感知した直後、エアーバックは、左肩に最初の衝撃を受ける0.168秒前に作動を開始。
コントロールを失ってから0.048秒後、左肩に最初の衝撃を受ける0.055秒前には完全に膨張して衝撃への準備が出来ていた。レースディレクションは、8コーナーの手前で発生した転倒の状況をビデオで検証。マルク・マルケスが黄旗を無視して減速を怠り、カル・クラッチローの転倒処理を転倒していたコース員、救護員、そしてクラッチローを危険にさらしたことから、2ポイントのペナルティを科すことを決定した。今季から導入された規律規定により、1から10までポイントによる制裁処置が科せられることになり、特定の数値に達した際に自動的にペナルティが適用される。4ポイント: スターティンググリッド最後尾からのスタート7ポイント: ピットレーンからのスタート10ポイント: 出場停止