中上貴晶が、Moto2での初優勝を振り返った。Moto2クラスは、予選6番手からトップグループに加わり、10周目でトップに浮上した中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が、後続をジリジリ引き離す好走で、キャリア初優勝を果たした。
第6戦イタリアGPで今季初のフロントロー獲得となる2番手。第7戦カタルニアGPでは今季初表彰台となる3位に入り、上り調子で今大会を迎えていた。そんな中上は、FP1でトップタイムをマーク。セッション中に雨が降る不安定なコンディションとなった予選では6番手だったが、レースではフリー走行のすばらしい走りを再現。終盤に雨が降ったことで、24周のレースは21周で赤旗中断となったが、ライバルを圧倒するすばらしい走りを披露した。中上貴晶(Moto2 優勝)「今週は、フリー走行、予選と、とても気持ちよく走れていました。不安定な天候とコンディションになった予選は6番手でしたが、ドライになればいいレースができると思っていました。その通りの走りができたし、序盤の混戦の中でも、落ち着いて走れました。レース中盤に(フランコ)モルビデリを抜いてトップに立ってからは、自分のリズムで走れたし、雨が降り始めた終盤も、後ろとの間隔を確認しながら落ち着いて走れました。今年は第6戦イタリアGPから調子がよく、前戦カタルニアGPでは3位表彰台を獲得しました。アッセンは特別得意なサーキットではないのですが、初日から調子がよく、優勝できると思っていました。サポートしてくれているすべての人に感謝したいです」関連:【Moto2】 中上貴晶が日本人33人目の優勝
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