ホンダ・レーシング(HRC)は、これまでレプソル・ホンダ・チームプリンシパル(チーム代表)を務めてきたリビオ・スッポが2017年シーズンを最後に退任することを発表した。リビオ・スッポは2010年にコミュニケーションならびにマーケティング・ディレクターとしてHRCに入社。13年からはチーム代表も兼任し、マーケティングに加え、チーム、そしてライダーの育成とさまざまな分野で活躍してきた。
HRCは「リビオ・スッポ氏のこれまでのチームへの献身と情熱に深く感謝を述べるとともに、これからのますますのご活躍を祈念しております」と声明で述べた。桒田哲宏 (HRC取締役 レース運営室室長)「8年間にわたってHRCで実りの多い歳月を過ごされたリビオ氏が、退任することを決断しました。我々は、これまでに成し遂げた成果の中で彼が果たしてくれた大きな貢献に、心から感謝を述べたいと思います。すばらしい多くの時間、そしてときに厳しい瞬間を共有することができました。彼が絶え間なく注ぎ込んだエネルギーと情熱は、本当に驚くべきものでした。彼がHRCを去ることは非常に残念ですが、これからもますます活躍し、キャリア、そして私生活で充実した時間を過ごせることを願っています」リビオ・スッポ (チーム代表 / コミュニケーション&マーケティング・ディレクター)「HRCでこれまで働いてきた8年間は、言葉では語りつくせないほどの体験でした。プロフェッショナルとしても一人の人間としても、本当にすばらしい時間が過ごせたからです。HRCが私を誘ってくれたことには、今でも感謝しています。しかし、MotoGPの世界で22シーズンを過ごし、そろそろ新しいことにチャレンジするときが来たと感じました。私はチームを去りますが、HRCは来年も手強いチームであり続けるでしょう。マルケスとペドロサが非常に強いライダーで、それを支えるチームは常に強力なマシン、体制を用意しレースに臨んでいるからです。これまで、HRCで過ごしてきた歳月のことは忘れません。最後にもう一度、一緒に働いたチーム、そしてHRCの皆さまに、こんなに刺激的な時間を過ごさせてくれて、ありがとうと言いたいです」