MotoGPスペインGP決勝がヘレスで行われ、アレックス・マルケスが圧巻の走りで今季初優勝を飾った。序盤には兄マルク・マルケスが転倒リタイアとなる波乱の展開となり、グレシーニ勢にとっても今季初のグランプリ勝利となった。スタート直後のポジション変動とクラッシュがレースの流れを決定づけ、ランキング争いにも大きな影響を与える結果となった。
アレックスが主導権を握りそのまま独走5番手スタートのアレックス・マルケスは好スタートを決めて即座に3番手へ浮上。1周目終了時点でランキング首位のマルコ・ベッツェッキを攻略すると、続く周回でマルク・マルケスもオーバーテイクしトップに立った。その直後、マルクはクリビーレ右コーナーでフロントを失い高速クラッシュ。これによりレースの主導権は完全にアレックスへと移った。以降は大きな波乱もなく、ベッツェッキが一時接近する場面はあったものの差は縮まらず、最終的に約1.9秒差でフィニッシュした。表彰台争いと中団の攻防ベッツェッキが2位を確保し、ファビオ・ディ・ジャンアントニオが4周目にホルヘ・マルティンを抜いて3位に浮上。マルティンはその後反撃できず4位でチェッカーを受けた。ヨハン・ザルコはフロントロウから好走を見せて一時は5位を維持しマルティンの背後につけたが、終盤にペースダウン。トラックハウス・アプリリア勢の小椋藍とラウル・フェルナンデスに抜かれる展開となった。その争いでは小椋藍がバスティアニーニの後方でタイムを失いながらも最終的にフェルナンデスを攻略し5位を獲得した。KTM勢と後方グループの動きエネア・バスティアニーニは8位でKTM勢最上位となった。序盤はペドロ・アコスタと争っていたが、フェルナンデスのマシンに接触したアコスタがフェアリングを損傷したことで順位を確保した。アコスタはその後ポジションを落とし、フランチェスコ・バニャイアやフェルミン・アルデゲルに抜かれる展開となる。ただしバニャイアは9番手走行中にマシントラブルでリタイア。最終的にアコスタはブラッド・ビンダーを抑えて10位でフィニッシュした。ヤマハとリタイア勢ファビオ・クアルタラロはレースの大半で12位争いを展開したが、フランコ・モルビデリとルカ・マリーニに抜かれた。それでも終盤にジョアン・ミルを抑えきりポイント圏内を維持。優勝者から29.5秒差で唯一のヤマハポイント獲得者となった。リタイアはマルク・マルケスとロレンツォ・サバドーリ、さらにフランチェスコ・バニャイアの3台となった。THAT WAS MASSIVE @marcmarquez93 is OUT but thankfully he got up #SpanishGP pic.twitter.com/GGZwFo8IbQ— MotoGP™? (@MotoGP) April 26, 2026 決勝結果1位 アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・ドゥカティ)2位 マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)3位 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)4位 ホルヘ・マルティン(アプリリア)5位 小椋藍(トラックハウス・アプリリア)6位 ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)7位 ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)8位 エネア・バスティアニーニ(KTMテック3)9位 フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)10位 ペドロ・アコスタ(KTM)11位 ブラッド・ビンダー(KTM)12位 フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)13位 ルカ・マリーニ(ホンダ)14位 ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)15位 ジョアン・ミル(ホンダ)16位 アレックス・リンス(ヤマハ)17位 ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)18位 ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)19位 トプラック・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)20位 アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)リタイア フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)リタイア ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)リタイア マルク・マルケス(ドゥカティ)ランキングへの影響ランキングではマルコ・ベッツェッキが主導権を維持。ホルヘ・マルティンは11ポイント差で追う形となった。ドゥカティ勢ではディ・ジャンアントニオがベッツェッキから30ポイント差で最上位、マルク・マルケスは44ポイント差と大きく後退。今回のクラッシュがタイトル争いに大きな影響を及ぼす結果となった。