Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、MotoGP初のスプリントで執念の走りを見せた。オープニングラップで不運に見舞われるも懸命に挽回し、最終的には10番手まで上げてチェッカー。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手からスタート後、14番手でゴールした。
Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロは12ラップで競われるスプリントで見事な復活を果たした。グリッド11番手からスタート後、オープニングラップ終了時点では集団の後ろまで後退したが、最終的に10番手まで挽回してチェッカーを受けた。チームメイトのフランコ・モルビデリはグリッド17番手から14番手まで上げてゴールしている。クアルタラロはスタートで出遅れ、さらにオープンングラップでJ・ミルと接触して19番手まで後退してしまう。しかし持ち前の強さで挽回し、着実に順位を上げていった。5ラップ目までに10番手に浮上したクアルタラロはさらにプッシュを続け、セクター毎のタイムでは何度か自己ベストとなるファステストタイムをたたき出した。最終ラップでA・マルケスと競り合うも9番手には届かず、トップから5.924秒遅れて10番手でチェッカー。スプリントでは1番手から9番手までポイントが与えられることとなっており、今回はポイント獲得はならなかった。一方、グリッド17番手スタートのモルビデリはオープニングラップの混乱を回避し、1ラップを終えた時点で15番手。その後は中段グループでバトルしながら少しずつ順位を上げていった。4ラップ目には一時、13番手まで浮上したが、次のラップでA・リンスに先行されて14番手。懸命にプッシュを続けるも再び奪い返すことはできなかった。終盤は単独走行となり、トップから17.138秒差の14番手でゴールしている。Monster Energy Yamaha MotoGPファビオ・クアルタラロ(予選11番手/1分37秒920)「スタートではローンチ・コントロールに不具合があり、そのあとジョアン・ミルと接触してしまいました。少しでも早く挽回したかったのですが簡単なことではなく、とにかくできるだけ上のポジションを目指そうと考えていました。今日のスプリントのなかで、ペース自体はとても良いということがわかりました。明日はローンチ・コントロールを修正して臨み、25ラップを超えて速さを維持したいと思っています」フランコ・モルビデリ(予選17番手/1分38秒335)「午後からのスプリントは非常に厳しい展開になってしまいました。午前中のフリープラクティスはフィーリングが良くとても好調でした。午後も前進し続けるつもりでいましたが、逆に後退してしまったのです。原因を調査中です」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「シーズンを好調にスタートしたいと考えていましたが、今日は期待どおりにはなりませんでした。ふたりのペースもスピードも、午前中のフリープラクティスでは素晴らしかったのですが、予選ではライバルたちがソフト・タイヤを履いて大きく前進しました。スプリントはそれぞれ11番手と17番手からのスタートとなり、当然ながら難しい展開になりました。ファビオ(クアルタラロ)は出遅れ、さらに悪いことにオープニングラップで他のライダーにぶつけられてしまいました。この時点でポイント獲得のチャンスは事実上なくなりましたが、彼は力強く挽回し、あと一歩のところまで近づきました。モルビデリのグリッド17番手は私たちの期待よりずっと後ろでしたが、レースを戦いながら14番手までポジションを上げてきました。明日の決勝でより良い成績を獲得できるように、チームとしてやるべき仕事があります。スプリントのなかでデータを収集し、改善点のアイディアも出てきました。10分間のウォームアップ・セッションで最終的なセッティング修正を素早く試し、決勝で力強い復活を目指します」
全文を読む