キミ・アントネッリがF1モナコGP予選中に赤旗の原因となった。メルセデスの18歳ルーキーはQ1終了間際にウォールへヒットした。モンテカルロで行われた予選の第1セッション終盤、アントネッリは最後のアタックラップに臨んでいたが、タイムが更新される中で脱落圏に落ちるリスクを抱えていた。
アントネッリはヌーヴェル・シケインの進入でイン側のウォールに接触し、その衝撃でタイヤがリムから外れたことで、続く右コーナーを曲がり切れずバリアにクラッシュ。赤旗が提示された。無線で無事を報告したアントネッリは「ごめん」と一言。予選Q2進出圏内の15番手に入っていたが、走行はここで終了となった。その後、メルセデスにはさらなる苦難が続いた。ジョージ・ラッセルがQ2中に技術的トラブルによりストップし、走行を終えた。一方、予選の最終盤にはマクラーレンのランド・ノリスが劇的なラップでポールポジションを獲得している。