F1モナコGPのフリー走行1回目開始からわずか10分足らずで、シャルル・ルクレールとランス・ストロールの奇妙な接触により赤旗が提示された。昨年このモナコ市街地で優勝を飾ったルクレールは、アウトラップでミラボーに深く入りすぎたものの、問題なくリバースしてコースに復帰していた。
しかしその数分後、フェラーリのルクレールがアタックラップ中にローズヘアピンでブレーキングした際、レースラインに戻ってきたアストンマーティンのストロールのリアに追突するかたちとなった。ルクレールのマシンはフロントウイングが破損しピットに戻った一方、ストロールのマシンは後部の修復が必要となった。この接触によりコース上には破片が散乱し、数分間セッションは赤旗中断となった。アストンマーティン側は、その後の調査でリアサスペンションに損傷があり、ギアボックスの交換も必要と判明したため、ストロールはセッションに復帰できなかったと発表している。