ミック・シューマッハは、ハースF1チームでスペアパーツが不足しているため、アゼルバイジャングランプリではクラッシュしないように「本当に気を付けなければならない」と語った。前回モナコで車が真っ二つに分かれるクラッシュでリタイアを喫したミック・シューマッハは、サウジアラビアでの全損事故と合わせて327万ドル(約4億4000万円)の損害をチームに被らせていると報じられている。
今週末のバクーに向けて、ミック・シューマッハはクリーンな週末を送ることの必要性が彼の頭の中にあることを認めた。クリーンな週末の重要性について質問されたミック・シューマッハは「それは僕にとっても重要だけど、チームにとってもスペアパーツも厳しいので、その点で本当に気をつける必要がある」とアゼルバイジャングランプリの記者会見で語った。「それでも、僕たちはまだポイントを獲得しようとしている。それが僕たちがここで目指していることだ」ミック・シューマッハは、モナコのクラッシュがそれほど過酷ではないことを考慮して、車が2つに分かれたことに「驚いた」が、週末からいくつかのポジティブな点が得られたと主張した。「ポジティブな点は、[フリープラクティスを通じてモナコをうまく通過したことだと思う。もちろん、FP1を逃し、予選までにキャッチアップしなければならなかったけど、実際には予選は非常に近かった」とミック・シューマッハは語った。「バルテリ(ボッタス)にあそこまで近づけるとは思っていなかったけど、僕たちはそうだったと思うし、それはすでに良いポジティブだ。レースでは、フルウェットからインターミディエイトに交換して、フロントウィングを失ったことで、スリックタイヤがざるを得なくなり、かなり早い段階でスリックタイヤで行くという方向性など、正しい戦略を選択したと思う」「そこから得るができるポジティブなものはたくさんあるけど、明らかに特に僕たちが学ばなければならないことはネガティブなことだ」