ミック・シューマッハは、F1にステップアップすることを焦りたくないと考えており、“完全されたレーシングドライバー”になってからF1にステップアップを果たしたいと語る。昨年ヨーロッパF3選手権でチャンピオンを獲得したミック・シューマッハは、今週のF1バーレーンテストでフェラーリと公式テストデビューを果たした。
今年、ミック・シューマッハはF2に参戦しており、開幕ラウンドの両方のレースで優勝。レースでは6位入賞を果たし、ランキング8位につけている。元F1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソは、ミック・シューマッハのF1で成功すると予想するなど、ミックには明るい将来が期待されている。「もちろん、F2での初年度だし、どのような展開になるか見てみるつもりだ」とミック・シューマッハは語る。「できる限りの準備をして、完全されたレーシングドライバーとしてF1に到達したい。それが来年になるか再来年になるかは時が経てばわかると思う。来年か再来年かはそれ次第だ。一歩ずつ進めている」F1テストについて振り返ったミック・シューマッハは「楽しむためにここに来たし、それは110%できたと思う」とコメント。「僕が笑顔だったのは見てわかったと思うし、とても楽しむことができた。特に終盤のラップではね」「フルパワーでは全てがとにかくアメージングだったし、クルマを完全に感じることができたのはとにかく素晴らしかった」ミック・シューマッハは、フェラーリのF1マシンを走らせたテスト初日にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンから0.597秒差の2番手タイムを記録。アルファロメオ・レーシングのF1マシンに乗り換えた2日目は6番手タイムを記録している。ミック・シューマッハは、初のF1テストから学んだことをF2シーズンに役立たせることができると語る。「F1はとても複雑だ。クルマについて学ぶることは本当にたくさんある。彼らと話をして、情報を得ようとすることは僕自身にとって本当に助けになった」「本当に多くのことを学んだし、それはF2に本当に生かせると思っている。すべてのことを生かせると思っている」「走るたびにクルマの運転する方法、クルマでのフィーリング、クルマに求めているフィーリングについて新しい何かを学んでいた」「ブレーキの限界を見つけるのは本当に難しかった。コーナーでの限界はどんどん深くなっていった。ターン1の50メートルでブレーキをかけられるように感じたくらいだ。もちろん、それは不可能だけどね」「走るためにどんどん遅らせようとしていたし、常に遅らせることができた。それが自分にはまだマージンがあると言える理由だ」ミック・シューマッハは、2日間のテストでセバスチャン・ベッテルが自分を指導してくれたと明かした。「彼はとても親切にしてくれた。僕たちは話をしたし、彼が教えてくれた助言はすべてがいいものだった」とミック・シューマッハはコメント。「それを生かしていきたい。それらが僕にとってうまくいくならば、それらを使い続けていくけど、うまくいかなければ、別のやりかたにトライするつもりだ。彼はとても親切だった」
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