2025年F1 マイアミGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月3日(土)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで2025年のF1世界選手権 第6戦 マイアミグランプリの公式予選が行われた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が僅差の争いを制してポールポジションを獲得した。角田裕毅はチームメイトから0.739秒差の10番手だった。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日ポールポジションを獲れたのは予想外だった。ラップをしっかりまとめられて、大きなミスもなかったから、非常にポジティブな内容だったと思う。一日の始まりは良くなかった。スプリントではうまくいかず、ペナルティもあって自分たちにできることは限られていた。だからこそ、気持ちを切り替えて予選で全力を尽くす必要があった。そして、同じ一日の中で最後尾からポールまで到達できたのは良かった。予選前にはマシンのセットアップを少し変えた。各セッションを通じて少しずつ詰めていくことができた。まだ低速コーナーでは改善の余地があるし、1周単位で見たときには僕たちが一番速いわけではないと思っている。でも、予選ではラップをうまくまとめることが何よりも重要で、それができたことが大きかった。サーキットに来た時点で自分はすでに“レースモード”に入っているし、ポールを獲れたことにはもちろん満足している。最終的にはチーム全員の努力の賜物だ。細かい部分まで見落とさずに詰めていくことが重要で、我々はマシンに対して常にベストを尽くしている。明日のレースについては、ドライだと今日と同じようなペースは出ないかもしれない。でもウェットなら何が起こるか分からないし、全力で臨んでいく。マシンにはまずまずのペースがあるから、できる限りすべてを最大化して、どんな展開でも対応できるようにしたい。明日何ができるか楽しみだ」2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日はサーキットで良い一日だった。スプリントで重要な勝利を挙げることができたし、予選でもいい位置につけることができた。自分のパフォーマンスには満足しているし、今週末を通じてクルマと一緒に成長できていると感じている。マシンのフィーリングも良く、すべてのセッションで前向きな一歩を踏み出せている。今夜はチームと一緒に引き続き作業を続けていく。マイアミは予測不能な展開が多いサーキットだが、どんな状況にも対応する準備はできているし、明日のターン1で自分たちが何をできるか楽しみにしている」3番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今週末を通じてマシンに対する自信はずっと持てていたので、それを予選でも結果に結びつけられたのは良かった。Q1とQ2では、昨日のスプリント予選ほどスムーズな走りができず、少し苦戦したが、Q3での最後のラップは今日の中でベストな走りだった。ターン1では少し欲張ってしまったが、それ以外の区間は非常に良かったと思う。トップ争いは非常に僅差で、コンマ何秒かで大きく順位が変わる中で、今日のラップには満足している。グランプリで3番手からスタートできるのは良いポジションだ。スプリントでは、スタート直後のターン1で何台かに抜かれてしまい、その後のピットではフェルスタッペンとの接触という不運もあった。本来はもっと上位を狙えるだけのチャンスとペースがあっただけに悔しいが、午後にしっかり立て直せたのはポジティブだ。明日はよりクリーンなレースをして、持てる力を最大限に発揮したい」4番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「少しフラストレーションの残る一日だったが、明日のレースに向けて前向きに捉えるべき点もある。スプリントでは勝つためにできることはすべてやったけれど、セーフティカーのタイミングが悪くて、勝利のチャンスがなくなってしまった。とはいえ、チームは難しいコンディションの中で素晴らしい仕事をしてくれたし、スプリント2位という結果はポジティブなものだった。ただ、午後の予選ではリズムを崩すタイミングが悪くて、Q3では良いラップを出すことができなかった。Q2のペースはとても良かったから、もう少し上の順位も狙えたと思う。でも、明日は新しい一日だし、クルマには良いペースがある。レースではポジションを取り戻せるように全力を尽くしたい」5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今シーズン、予選は自分にとって強みのひとつだったけれど、昨日と今日はその強さが出しきれなかった。そういう意味では、グリッド5番手というのは十分に満足できる結果だと思う。全体のラップタイム差が非常に小さい中で、ポールから0.2秒未満という位置にいるのは驚きでもある。マシンの速さは確かにあるし、キミ(アントネッリ)はまたしても素晴らしい予選結果を残した。彼の安定したパフォーマンスは誇りに思っている。明日の決勝でもチームとして良いポイントを獲得するチャンスがある。スプリントはやや不満の残る内容だった。ペナルティの影響もあって、スタート位置から1つしか順位を上げられなかった。もっと早くスリックタイヤに切り替えていれば、もう少しポジションを上げられたかもしれない。とはいえ、本番のグランプリこそが本当の勝負どころだ。明日は再び天候が不安定になりそうだが、チャンスがあれば確実にものにしたい」6番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「この予選結果には非常に満足している。FP1の段階からマシンの感触は良く、週末を通じて自分には良いペースがあると感じていた。その感覚通り、今日はクリーンなセッションを通じてマシンの持つパフォーマンスを最大限に引き出すことができた。ただ、週末はまだ終わっていない。良いポイントを獲得するためには、明日の決勝で完璧なレースをしなければならない。そのために、これからも集中を切らさず準備を続けていく」7番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「今日は悔しさが残る日だった。スプリントではかなり良い内容だっただけに、その直後にペナルティを受けてしまったことで、気持ちを切り替えてすぐに予選に臨むのは簡単なことではなかった。それでもなんとか気持ちを立て直して、自分としてはチャレンジを受け止められたと思う。予選7番手という結果には満足しているし、チームとして両マシンをQ3に進出させられたのは非常に良い成果だ。今のマシンはとても良いペースを持っていて、これは明日のレースにおいて大きな助けになるだろう。あとはクリーンなレースをすれば、...