メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンとチームとの新しい契約が今週中に完了する可能性があると示唆した。ハミルトンの将来はここ数カ月、激しい憶測の対象となっている。7度のF1ワールドチャンピオンは年末で契約が満了するが、未だに延長契約にサインしていない。
先月、フェラーリがハミルトンの獲得に4000万ポンドのオファーを用意したという噂が流れたが、ハミルトンがメルセデスに残る意向を繰り返したため、この報道は双方から否定された。ハミルトンは、2023年F1シーズンのこれまでの最高成績に匹敵する2位表彰台をバルセロナで残した翌日、契約交渉の最新ラウンドのためにヴォルフと会談した。 そして、ヴォルフによれば、ハミルトンの将来は今週末のカナダGPまでに解決する可能性があるという。 ヴォルフはニューヨークのCNBCに対し、ハミルトンの契約交渉の状況について問われ、「我々はまだ話し合っているところだ」と語った。 「基本的にレース週末ごとにこの質問を受ける。我々はとても良い関係を築いているので、怖いのはお金のことについて話さなければならない瞬間だ」「それはもうすぐ起こる」 期限について質問されるとヴォルフは「我々は、数週間というよりも数日単位で話をしている」と答えた。「我々はカナダGPまでにそれを達成するために懸命に努力している。今日彼に会って、それについて話すことになるかもしれない」ヴォルフは38歳のルイスがF1にとって重要であることを強調し、メルセデスは「できるだけ長く彼をこのスポーツにとどめる」つもりだと述べた。「ルイスはこのスポーツで最も重要な人物だ」とヴォルフは付け加えた。「彼はレースだけでなく、トラックの外でも多面的な存在であり、できるだけ長くこのスポーツにとどめておく必要がある」「チームから見れば、ルイスとメルセデスは長い付き合いになる。彼はメルセデス以外のブランドでレースをしたことがない」「我々は2人とも2013年に一緒にチームに加入し、プロフェッショナルな関係から今では友情を育んでいる。素晴らしい時間を過ごしてきた」
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