メルセデスF1は、2023年第8戦F1スペインGPのレース後にドライバーの理学療法士がパルクフェルメの制限に違反したことで1万ユーロ(約150万円)の罰金を科されたが、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは2位と3位を維持した。スチュワードは「44号車(ハミルトン)と63号車(ラッセル)の理学療法士/ドライバーズアシスタントが、レース前に公表された“イベントの秩序ある実施のため”のレース後のインタビューと表彰式の手順に反してパルクフェルメに入った」と指摘。
各F1チームはレース前に「ドライバーの理学療法士は、メディア代表が全チームに与えた指示に従い、表彰式が終了するまで表彰台裏のクールダウンルームの外で待機すること」と通達されていた。スチュワードは、サービスを提供する個人の行動については、チームが責任を負うと指摘した。「FIA国際競技規則の第9.15.1条は、サービスを提供する者の行為に対する責任を、サービスを提供された競技者に負わせ」メルセデスと他の2チームは、昨年のオーストリアGPでも同様の違反を犯している。その際、チームは10,000ユーロの執行猶予付きの罰金を科された。メルセデスF1はスペインGPで今シーズン最高のフィニッシュを飾り、33ポイントを加算して、アストンマーティンを抜いてコンストラクターズチャンピオンシップで2位に浮上した。
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