メルセデスF1は、競争力のない2022年F1マシンであるW13の基本的な「コンセプト」の見直しを行っている。次戦F1スペインGPは、プレシーズンテストの会場でもあるカタルーニャ・サーキットで行われるため、メルセデスF1は、現在の“ゼロポッド”の設計と、従来型のローンチ仕様でテストした際のデータを直接比較することを予定している。
「そのあと、我々は鏡を見なければならない」とメルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは語った。「現時点では、まだ現在のコンセプトに忠実だ。隣人を見て、彼女の方がきれいかどうかは見ていない」「別のコンセプトに切り替える前に、まず、どこがうまくいっていないのかを理解する必要がある」先週末のマイアミGPでのプラクティス初日に別のセットアップを試している間、メルセデスF1は最も厳しい「ポーパシング」の解決策を見つけたように見えた。しかし、その後、セットアップをさらに変更すると、問題が再活性化された。「本当に競争力があったプラクティスの状態に車を戻すことができるようにならなければならない」「それができれば、また希望を持つことができる」「明らかに非常にデリケートなコンセプトだ。もちろん、ある時点で、来年何をするかを決めなければならない時が来る。しかし、以前のように次の年に集中するために1年を帳消しにすることはできない」「ルールはほぼ同じだ」トト・ヴォルフは、2022年シーズンが終了する前に“ゼロポッド”のコンセプトを廃止するかどうかを質問された。 「何も考慮からは外さない」とトト・ヴォルフは語った。「しかし、過去に素晴らしい車を作ったすべての人にアドバンテージを与える必要があり、それが我々が進むべき道だと思っている」
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