メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリューショブリンは、パワーユニットからより多くのパフォーマンスを微調整できる部分を模索していると語る。F1は、2022年から2025年の終わりまでエンジン開発を凍結する。最初のホモロゲーションの最終期限2022年3月1日に設定され、ICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H、エキゾーストシステム、燃料仕様、エンジンオイル仕様が確定となった。
2022年9月1日に設定された2番目のホモロゲーション期限までに、メーカーはPUのコントロールエレクトロニクス、エネルギーストア(バッテリー)、およびMGU-Kをアップグレードできる。だが、その後、F1エンジンの仕様は2025年の終わりまで凍結される。しかし、メルセデスF1は、問題を抱えたW13のパフォーマンスを向上させるために、ブリックスワースのメルセデスAMG HPPのエンジニアがより多くのエンジンパフォーマスを解き放つために微調整を進めている。「もちろん、我々は何かを見つけようとしている」とアンドリュー・ショブリンは語った。「しかし、我々のパワーユニットはすでにホモロゲートされており、現時点では信頼性の向上に取り組むことしか許可されていない」「だが、禁止されいない我々が取り組むことができる別の分野がある。エンジンコントロールのモードは好きなように切り替えることができる」「我々の新しい車が完璧ではないことは理解しているが、良いニュースは、車が望むほど速くない場合、それあh改善できる多くの分野があるということだ」「したがって、我々のスタッフは現在、追加のパフォーマンスを与えることができる微調整の可能性を注意深く見ている」「しかし、シャシー開発に関しても止めるつもりはない」メルセデスF1の2022年マシンのパフォーマンスに影響を与える主な問題は、ポーポイズ現象、言い換えれば、W13の空力的なグラウンドエフェクト効果によって生成される垂直方向のバンシング効果だ。2022年の4レースを終えて、メルセデスF1のエンジニアは、問題の解決でほとんど進歩を示せていないように見えるが、アンドリュー・ショブリンは、チームの解決策の探求は段階的なプロセスであると語る。「現実的に、これは、すべてが消える1つの大きな瞬間ではなく、段階的にアプローチするものだと思う」とアンドリュー・ショブリンは語った。「しかし、我々は有望な兆候を見ており、この問題の進展を期待できるパーツをマイアミですぐに持ち込めることを望んでいる」
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