メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、モナコとバクーでの低調なパフォーマンスぶりによってここ数週間はチーム代表として直面したなかで最も厳しいものだったと告白した。過去2レースで、メルセデスは2013年シーズン以来、初めて2戦連続で表彰台を獲得できなかった。その結果、両方のチャンピオンシップでレッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンがポイントリーダーに立っている。
「そうだね、最も厳しい数週間だった」とトト・ヴォルフは語った。「モナコでパフォーマンスを発揮できなかった。表彰台に上がれたはずのバルテリ(ボッタス)は、36時間のピットストップが必要だった。ほぼすべてのセッションでマシンはどうにもならず、我々が設定した水準にとってあまり大きな成果は挙げられなかった」「正直なところ、3番手でのクルージングすることは問題はなかった。だが、スタートやピットストップでパフォーマンスポジションにマシンを入れられていないことは受け入れられない。マシンが機能する満足のいくウィンドウに入れることができずに数秒を失っている。とにかく時間がかかりすぎている」トト・ヴォルフは、ストリートサーキットがメルセデスの最も弱いトラックになると感じており、フランスではパフォーマンスレベルの向上を期待しているが、チーム自体は通常の高い水準を達成していないと語る。「ここ数年ほどスムーズに進んでいないことがたくさんあると思う」とトト・ヴォルフは語る。「運用上、我々は最高の仕事ができなかった。予選とレースを通して、クルマのスイートスポットが見つからなかった。速い予選カーとレースカーがなかった」「モナコとバクーのようにポイントを失い続けることはできない。実際にこのチャンピオンシップを戦えることを確実にするために、今すぐ仕事を始めたいと思うほど改善する必要があることがたくさんある。それは我々全員にとってとにかく受け入れられないことだ」