メルセデスF1は、F1ポルトガルGPの決勝での最後のバルテリ・ボッタスのピットストップのタイミングは“愚かなミス”だったと認め、マックス・フェルスタッペンのミスに救われたことに安堵している。ルイス・ハミルトンの勝利がほぼ確定したF1ポルトガルGPのレース終了間際は、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタス、マックス・フェルスタッペンによる、ファステストラップの追加ボーナスの1ポイントをかけた戦いとなった。
ミディアムでの超ロングスティントを終えたセルジオ・ペレスがソフトタイヤでルイス・ハミルトンのタイムを更新したことを受け、メルセデスはフリーストップの機会があったバルテリ・ボッタスは1ポイントを取り返しにいった。しかし、どういうわけかメルセデスは残り3周でピットストップ。それは2位をほぼ確実としたマックス・フェルスタッペンにもタイヤ交換の機会を与えた。結果的に最終ラップでマックス・フェルスタッペンが記録したベストタイムはトラックリミット違反によって削除され、その1周前にファステストを更新していたバルテリ・ボッタスに1ポイントのボーナスが舞い込んだ。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルにファステストラップ狙いのピットストップのチャンスを与えた1周早いバルテリ・ボッタスのピットストップはチームの“愚かなミス”だったことを認めた。「そうだね。我々にはちょっとした愚かな瞬間があった」とトト・ヴォルフはレース後に語った。「次のラップにするべきだった。だが、学習し、次に進む」メルセデスF1のトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンも、そんざいなピットストップについて言及した。「バルテリはスタートとリスタートで良い仕事をしたが、ミディアムでのペースが少し欠けていたように思う。それでフェルスタッペンにアンダーカットのレンジ内に入られてしまった」とアンドリュー・ショブリンは振り返る。「それでターン4のミスもあり、マックスに抜かれてしまった。バルテリはハードタイヤで強力なペースがあったし、マックスからポジションを取り戻せると我々は考えていたが、その後、エキゾースト温度センサーの問題で我々の望みが絶たれてしまった」「慰めとして、彼はファステストラップを狙うためにペレスに対してフリーストップを得るのに十分にタイムを引き離すことができていた」「コールのタイミングについては確認する。レッドブルにも狙いに行くためのウインドウを開けてしまった。マックスのターン14でのミスで実現しなかったが、我々は彼らに貴重なポイントを奪われるところだった」また、トト・ヴォルフは、エキゾースト温度センサーの問題が、2位のためにマックス・フェルスタッペンを追っていたバルテリ・ボッタスを失望させたと感じている。「アンダーカットされてしまったのは残念だったし、その後、エンジンをセーフモードに入り、彼を失望させてしまった」とトト・ヴォルフは語る。「全体として、多くの場合と同様に、バルテリに影響を与えてしまった。我々は懸命にプッシュし、彼をサポートし続けていく。次回のバルセロナでは彼の実力を目にできるだろう」「実際、彼はマックスに追き、そこから1.5~1.6秒で安定していたが、レースの終わりにはもっと縮められたはずだったので、残念だった」「その後、エキゾーストの温度が高すぎると言っていたセンサーを無効にするために、スイッチを変更した。オーバーライドできなかったため、エンジンが保護モードに入り、5秒が犠牲になった」
全文を読む