メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、2022年にF1に導入される新しい18インチタイヤによってF1マシンはラップあたり最大で2秒遅くなると予測している。18インチタイヤへの切り替えは元々は2021年のF1シーズンから導入される予定だった。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって新しい技術規則の導入が1年延期されたことで、F1マシンはもう1年13インチタイヤで走ることになった。
ジェームス・アリソンは、18インチタイヤはF1マシンを最大2秒遅くすると考えている。「すべての条件が同じだとすると、大きなリムのロープロファイルタイヤは、源氏ア我々のレーシングカーが装着しているタイヤよりも悪いタイヤになるだろう」「現在の我々のマシンに見られ、何十年もの間レーシングカーで見られてきたこのようなバルーンタイプのタイヤは、速くに走るには本当に良いソリューションだ。それはタイヤがパワーを本当に効果的に路面に伝えることを可能にしている。軽く、優れたサスペンション要素として機能するのでドライバーに良い乗り心地を与えるし、かなり低い膨張圧でより多くのグリップが得られる」「ラップタイムの観点から見れば、現在のやり方は間違いなく正しい方法だ。他のすべての条件が同じ場合、新しいタイヤは重く、グリップが低く、乗り心地が悪くなる。つまり、マシンを1~2秒遅くする」「もちろん、ピレリはこれらの損失を軽減し、薄型タイヤに改良されたテクノロジーをもたらすために多くの努力を注いでいる。それはそれらがまだ良いレーシングタイヤであることを意味している。しかし、すべての条件が同じだとすると、そのような種類のタイヤは良いことではない」ジェームス・アリソンは、新しいタイヤを導入することについての議論にいくつか納得できないことがあると語る。「もしあなたが13歳の少年だったり、映画『Fast and Furious(ワイルドスピード)』のファンだったらタイヤの外観を気に入るかもしれない。したがって、そのような人々には見た目は魅力的かもしれない」