メルセデス、およびカスタマーのレーシングポイントとウィリアムズは、今週末のF1ベルギーGPでアップグレード版“フェーズ3”エンジンを走らせる。メルセデスは6月の第7戦カナダGPで“フェーズ2”エンジンを投入しており、今回がメルセデスにとって2回目のエンジンアップグレードとなる。メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ブリックスワークのファクトリーのスタッフが、夏休み中もパワーユニットのパフォーマンスと信頼性を向上させるために作業を続けていたことを明かしていた。
メルセデスの広報担当は「ワークスチームとカスタマーは、これからプラクティスまでの間に予期せぬ驚きがない限り、新しいフェーズのパワーユニットを走らせることを計画していました」は確認した。「ファクトリーでのテストにより、パフォーマンスと信頼性が向上しています」メルセデスとウィリアムズは、2019年のコンポーネントの割り当ての範囲内となるが、レーシングポイントのランス・ストロールは交換した場合、グリッド降格ペナルティを受けることになる。ストロールはF1カナダGPのフリー走行中にフェーズ2エンジンが故障して、順序がくるっていた。メルセデスは今週末のF1ベルギーGPでエンジンアップグレード投入を行う2つ目のメーカーとなる。ホンダF1は、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンとトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトに“スペック4”エンジンを投入することを確認している。両ドライバーは今回の交換によってグリッド降格ペナルティを受けることになる。関連:ホンダF1、ベルギーGPでアルボンとクビアトに“スペック4”を投入