メルセデスAMG F1チームは、2019年のF1イギリスGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが2位でレースを終えた。トト・ヴォルフ(チーム代表)「シーズン最悪の週末から巻き返し、ホームレースで1-2フィニッシュを達成でき最高の気分だ。コース上で我々ドライバーたちが激しく競争するのを見るのは興奮した。タフなバトルだったが、2人の間には多くのリスペクトがあり、常にお互いに十分なスペースを残していた」
「私はどちらのドライバーも今日は当然の勝利だと思っている。バルテリは本当に強力な週末を過ごし、シルバーストンの予選でルイスを上回り、レースをリードし、豪快にポジションを守ったが、彼にとってはセーフティカーのタイミングが悪かった。ルイスは昨日少し苦戦していたものの、今日はとても力強いレースを走り、30周も走り込んだ古いハードタイヤでファステストラップも刻んで見せた。彼がどうやってそれを成し遂げたのか我々もまだよく分かっていない。地元ファンの前で彼にとっては最高の結果だ。2週間後に迎える2度目のホームレースを楽しみにしている」 ジェームス・アリソン(テクニカルディレクター) 「チームにとって最高の結果であり、ドライバーたちがマシン同様に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。チームとして、今日は本当に強力だったが、だからといってピットウオールの動きが楽になることはない。最初のスティントで我々ドライバーたちが激しく競い合っていたため、まるでそれがレース全体ように感じるほどだったが、セーフティカーの介入があり、残念なことにバルテリにはうまく働かなかった。それでも、ルイスにとっては地元レースで最高の結末となり、バルテリも本当に力強い走りを見せてくれた。予選での接戦を経て、レースペースが強力だったことは満足しているし、金曜日のロングラン中に示した競争力を再現することができた」ルイス・ハミルトン(優勝)「2008年にここで最初に勝ったときのことを思い出した。ブルックランズを抜けて観客を見ながらストレートを走る。今日はあのときの感覚をとても懐かしく思った。今日感じた興奮、幸福、うれしさはあのときと全く同じだった。僕は今までたくさんのレースを戦ってきたし、勝つことに慣れて何も感じないと思うかもしれないけど、初勝利のときみたいな感じだった。バルテリはレースではとても手強く、序盤にとてもいいバトルができた。ターン7に入るところで彼をほとんど捉えていたけど、彼は横にいたのでドアを閉めることができなかった。その後は少し後ろに下がって、ピットストップで彼をオーバーテイクできるかもと期待してそのタイミングを待っていた。最初のスティントを数ラップ伸ばしたしたときにセーフティカーが出てくれて、バルテリの前で戻れたし、僕にとっては完璧なタイミングだった。今日の僕がこの結果を出すことを支えてくれた全ての人に感謝したい。信じられないくらい素晴らしいチームが僕を支えてくれている。毎週、壁を打ち壊し、記録を更新し、限界を超えていく。彼らと一緒にいるのは本当に素晴らしい」 バルテリ・ボッタス(2位)「良いスタートを切って、最初の数周ではルイスと良いバトルができた。本当に楽しかった。ピットストップ後、ルイスとのギャップをコントロールしていたが、セーフティカーが出動し、彼は事実上フリーでピットストップすることができて、僕の前で合流した。レース中にもう一度チャンスがあることを願っていたが、いずれにしろ違うコンパウントに交換するためにもう一度ピットストップしなければならなかったので、その可能性は小さいことはわかったいた。タイヤ寿命は僕たちが考えていたよりもかなり長かったので、1ストップも可能だったけど、レース前のシミュレーションでは2ストップが最速のオプションだと予測されていた。今日は間違いなく優勝できたはずなのでがっかりしているけど、この週末からポジティブに捉えたい。予選も強かったし、レースペースもとても良かった。チームにとって今回も強い週末だった。オーストリアでの難しいレースのあと1-2フィニッシュは素晴らしい結果だ。優勝したルイスを祝福したい。彼はよい走りをしたし、地元のファンから大きな応援を受けていた。ホッケンハイムの次戦を楽しみにしているし、巻き返すために全力を尽くすつもりだ」
全文を読む