メルセデスとフェラーリは、今週末のF1ベルギーGPで揃ってアップグレードを投入。バルテリ・ボッタスとキミ・ライコネンがそれぞれグリッド降格ペナルティを受けることになる。フェラーリは、前戦ハンガリーGPでカスタマーのハースとザウバーに最新スペックのエンジンを投入しており、スパ・フランコルシャンで本家フェラーリもパワーユニットのアップグレードを持ち込む。
そして、ライバルのメルセデスも3回目のエンジンアップグレードを投入。フェラーリのパフォーマンスに匹敵することを目標としている。ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、各チームのスペック3版パワーユニットを投入することで年間の使用制限数に達するがペナルティを科せられることはない。「当然、全てのアップグレードやアップグレードのためのあらゆる機会は重要だ」とルイス・ハミルトンはコメント。「今後2つの週末はどちらもかなりのパワーサーキットだし、フェラーリがオーストリアあたりで大きく前進したことで、パワーがどれほどのインパクトをもたらすかは見てきた。新しいパワーユニットですらなかったのにね」「今週末は彼らが新パワーユニットを持ち込むと思う。僕にも新しいパワーユニットがあるので、どれくらいの差になるか興味深い。もちろん、僕たちエンジンにかなりの自信を持っているけどね」しかし、バルテリ・ボッタスとキミ・ライコネンに関しては、すでに全てのパワーユニットコンポーネントが上限に達しているため、グリッド後方からスタートすることになる。それでもバルテリ・ボッタスは、スパ・フランコルシャンはオーバーテイクが可能であり、ペナルティが科されても結果を残すことはできると自信をみせている。「どのエンジンでスタートするかは明日の朝に100%明らかになると思うし、そうなれば状況も見えてくる。新しいエンジンが必要ならばペナルティを受けることになるけど、それは明日わかることだ。でも、いずれにせよスパはオーバーテイクができるので、ペナルティを受けるにはベストな場所だ」