FIAスチュワードは、F1スペインGPのオープニングラップのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの接触事故を“レーシングインシデント”とみなしてペナルティは科さなかった。F1スペインGPのオープニングラップのターン4で、リード奪ったニコ・ロズベルグはインサイドのラインを守ろうとして、ルイス・ハミルトンが芝生に押し出されるカタチになり、コントロールを失ったハミルトンはスピンして、ロスベルグに衝突。二人はリタイアとなった。
ニコ・ロズベルグは、間違ったエンジンモードでレースをスタートしたため、ターン3でパワーロスに苦しんでおり、次のコーナーにむけてルイス・ハミルトンに大きなスピードのアドバンテージを与えた。両ドライバーは、スチュワードに呼び出されたが、この件はレーシングインシデントだったと確定した。「スチュワードは、レーシングインシデントで、僕たちはそれを受け入れなければならないと言った」とニコ・ロズベルグはコメント。「スチュワードの決定はスチュワードの決定だし、それで終わりだ。それが決定事項だ」事故についてルイス・ハミルトンを非難したかと質問されたニコ・ロズベルグは「それは言わなかった。スチュワードの評決に従うつもりだと言った」ルイス・ハミルトンは「まず何よりもチームの全員に謝罪したい」とコメント。「ストップしたときはとにかく落ち込んだ。僕たちのチームには、ここにいる僕たちのために本当に一所懸命に働いてくれている1300人あまりの人々がいるからね」「彼らのために結果を出せなのは、正直、言葉にできないくらい辛い」「僕は彼を捕えていたし、彼はレーシングラインにいなかった。彼はインサイドにいて、ターン3でわずかに右に動いた」「でも、左側の隙間は右側よりもはるかに小さいかったので、僕は右側に行った」「そこにはギャップがあったし、レーシングドライバーとして時速17キロ速いときは、その隙間にいくものだ」「僕は前に進むつもりだし、チームには二度とこのようなことが起こさないために僕にできるあらゆることをするつもりだと知ってもらいたい」ニコ・ロズベルグは、自分はインサイドラインを守っていたと述べた。「状況に気づいていたし、ルイスが近づいてきているのが見えていたので、出来る限り早くインサイドを閉めて、ドアを閉めるという普通のレーシングドライバーの対応をした」「僕にとっては明白なやり方だし、インサイドにいかなるスペースも残すつもりはなかった。いずれにせよ、彼が隙間を突いてきたのにはとても驚いた」「全体的にかなり落ち込んでいる。勝てるレースだった。僕たち全員、そして僕も、同僚のことを思ってがっかりしている」「僕たちはみんながこの2台のためしてくれている作業のことをわかっているし、あのように砂のなかで終えるのは、最悪のことだ」関連:【動画】 メルセデス、チームメイト同士で接触リタイア / F1スペインGP
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