メルセデスは、今週の1回目のプレシーズンテストではソフトタイヤをまったく使っていない。メルセデスは、テスト初日に156周、2日目に172周、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが午前と午後に走行した3日目は162周を走行。ここまで490周を走破したメルセデスだが、ソフトタイヤはまったく使用していない。
メルセデスは、手の内を隠すために最終日もソフトタイヤを使わないようだ。そのため、メルセデスのドライバーが新車W07の真のポテンシャルを確認するには2回目のバルセロナテストまで待たなければならない。こつこつとラップを重ねること、そしてW07のポテンシャルについて質問されたルイス・ハミルトンは「いい質問だね。それらのタイヤともっと軽いクルマでそれをこじ開けていかなければならない」とコメント。「今年のセットアップ条件は違っている。タイヤをいかに長持ちさせるかになるかもしれない」「スーパーソフトやウルトラソフトを使ってポテンシャルを解放し、どんな感じかを確認できるのをとにかく待っている」「実際、僕はクルマがどんな感じかを知ったり、セットアップを変更したりするテストデーの方が好みだ。周回を重ね続けるのはあまり刺激的ではない」メルセデスの戦略はフェラーリとは異なるものだ。セバスチャン・ベッテルは2日目にウルトラソフトを装着して最速タイムを記録している。フェラーリの戦術に驚いたかと質問されたルイス・ハミルトンは「驚いてはいないし、そうなのかさえ知らなかった」「僕たちは目標をもって来ているし、それを支持している。他のみんなは自分たちのための作業プランがある」「ここ数日間でチームが実行したプランには本当に満足している。素晴らしい結果を与えているし、それを貫いていく」初日の走行の翌日に首と背中に痛みを訴えたことで、メルセデスは最終2日間のドライバーラインナップ計画を変更した。3日目の午後に走行を担当したルイス・ハミルトンは「今日は全く問題ないよ」と語る。「久しぶりにジムにいって、翌日あちこち痛むのと同じようなことだ」「首をどれくらい取り組んでいるかや様々なエクササイズをしているかという問題ではない。クルマに乗っているときは異なる働きをするものだ。ジムでそれをシミュレートすることはできない」「フィジオがいるし、一日はちょっと筋肉痛だったけど、今日はまったく問題ない」
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