メルセデスAMGは、今月末でニック・フライがCEOの座を退き、トト・ヴォルフが新たにCEOに就任することを発表した。メルセデスAMGはチーム改革を進めており、6ヶ月前にはミハエル・シューマッハの後任としてルイス・ハミルトンと契約し、ニキ・ラウダを非常勤会長に任命。また、マクラーレンのテクニカルディレクターであるパディ・ロウを獲得することも明らかになっている。
トト・ヴォルフは今年1月にウィリアムズからメルセデスに移籍。ノルベルト・ハウグの後任としてメルセデスのモータースポーツ責任者を引き継いだが、今後はさらに職務を拡大し、ニック・フライが担当していた商業面の責任も負うことになる。ニック・フライは、BARのマネージングディレクターに就任して以降、11年間チームに在籍しており、2009年にはブラウンGPがワールドタイトルを獲得したときにロス・ブラウンとともに仕事をした。2010年にブラウンGPがメルセデスに買収された際、ロス・ブラウンとニック・フライは株式を売却したが、そのままチームに留まっている。ニック・フライは、コンサルタントとしてメルセデスの仕事を続けるが、他のスポーツ、特にサッカーに関与する可能性が高いという。