アレキサンダー・シムズは4日(木)、シルバーストンでマクラーレンの2008年マシン「MP4-23」をドライブした。今回のテストは、アレキサンダー・シムズが2008年に受賞した McLaren Autosport BRDC Award のご褒美として与えられたもの。過去の受賞者にはデビッド・クルサード、ダリオ・フランキッティ、ゲイリー・パフェットそしてジェンソン・バトンがいる。
「今日は、僕の人生で最も素晴らしい経験だった」とアレキサンダー・シムズは語る。「レーシングキャリアのなかでいくつか素晴らしいクルマをドライブしたことがあるけど、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス MP4-23 F1カーは、これまで経験したクルマはとは全然違っていて、本当に感動したよ!」「初めてフルスロットルを踏んで、ブレーキングしたときの反応はただただ素晴らしかったし、何に乗っているかまさに気付かされたよ! タイヤに熱が入ったら、マシンで何ができるか、どのようなレスポンスをするか、どれくらいブレーキを遅らせられるか、どのように最大限を引き出すべきかをすぐに理解することができた」「今日を実現してくれたみんなに心から感謝したい。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス F1チームと働くことは素晴らしかった。また、このような素晴らしい賞を与えてくれた McLaren Autosport BRDC Award にも感謝したい。もうF1カーを走ったことがあると言っても間違いではないし、将来F1で走りたいという目的をさらに叶えたくなった」マクラーレンのテストチームでマネージャーを務めるインディ・ラルは「まず第一に、アレキサンダーはあなたも会いたいと思うような素晴らしい若者だ。第二に、彼は与えられた環境で期待できるすべてのことを成し遂げた。非常に寒く荒れた一日だったので、F1カー初体験であのような素晴らしい仕事をしたことは、明らかにアレキサンダーがすでにそのレベルにいることを証明している」と述べた。「彼のフィードバックは非常に正確だったし、チームは今日の短い走行の中でマシンのバランスを改善させることができた。アレキサンダーは、良い仕事をチームに残してくれただけでなく、イベント全体で彼の嬉しそうな顔を見れたのはとても価値あることだったと思う。彼のキャリアの成功を願っているし、間違いなくトップレベルに到達すると思っている」現在アレキサンダー・シムズは、2011年の選択肢を検討している段階。先月3日間のGP3テストに参加したアレキサンダー・シムズは、今後2ヵ月にわたって他のトップレベルのレースシリーズのテストに参加する予定となっている。
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