マクラーレン・グループの最高執行責任者(COO)であり、20年間のF1チームのメンバーであるジョナサン・ニールが、今年後半に辞任することが発表された。ブリティッシュ・エアロスペースでマーティン・ウィットマーシュと仕事をしていたジョナサン・ニールは、2001年にマクラーレンF1に加入し、オペレーションディレクターに就任。4年間その役割を務めた後、マネージングディレクターになり、最終的には10年間その役割を果たした。
その後、マクラーレンF1には、ホンダとのパートナーシップ、ロン・デニスの2度目の離脱など、多くの変化を遂げていくなかで、レース面でのジョナサン・ニールの影響力は減少していき、F1チームだけでなく、マクラーレン・グループの最高執行責任者になった。その仕事を5年間行った後、ジョナサン・ニールは、今年後半のどこかの時点でマクラーレン離れ、20年間の任務は終わらせることを発表した。これは、ザク・ブラウンが2016年にマクラーレンF1のエグゼクティブディレクターに就任して以来、チームによって舞台裏で行われた多くの変更のひとつだ。ダニエル・リカルドの勝利で、モンツァで初めてチームの優勝トロフィーを掲げたザク・ブラウンは、2年後にマクラーレン・グループのCEOに就任し、F1チームはアンドレアス・ザイドルがチームプリンシパル、ジェームス・キーがテクニカルディレクター、アンドレア・ステラがエグゼクティブレーシングディレクターという体制をとっている。ザク・ブラウンは、自分が結成したチームに満足しており、アンドレス・ザイドルはグリッドで最高のチーム代表だと考えていると語る。「マクラーレンの構造は我々にとって非常にうまく機能していると思う」とザク・ブラウンは語った。「アンドレアスと私は素晴らしい仕事上の関係を持っている。私の役割、アンドレアスの役割は非常に明確であり、チームにとっても非常に明確だと思う」「マクラーレン・レーシングのCEOとしての私の仕事は、F1だけでなく、インディカーなど、他のあらゆる分野で最も競争力があり、経済的に持続可能なレーシングチームを編成することだ。私の仕事は、ビジネスで最高の人材を獲得することだと思う。そして、我々はそれを実現と思う。私の謙虚な意見では、アンドレアスはピットレーンで最高のチームプリンシパルだと思う」「私にはF1チームを運営する方法は分からない。それは私の能力ではない。それがアンドレアスのすごいところだ。私の仕事は、彼が自分のことをできるようにするための自由、支援、財源を彼に与えることだ。したがって、アンドレアスは適任だと思っており、彼はF1チームを運営する完全な権限を持っている」