マクラーレンF1は、先週末のF1モナコGPで纏った“ガルフカラー”が大好評を博したが、今のところ“1回限り”のものだと語る。マクラーレンF1は、世界3大レースのひとつである伝統のF1モナコGPにパートナーのガルフ・オイルの象徴的なパウダーブルーとオレンジのレトロなデザインを採用し、レースウィークエンド全体で特別なカラーリングで走ることを発表した。
マクラーレンF1のドライバーを務めるダニエル・リカルドとランド・ノリスにも同じカラーリングのスペシャルなレーシングスーツが用意され、二人はそれぞれレトロなデザインのスペシャルヘルメットをかぶってレースに参加した。このデザインは、ファンの間で大ヒットし、“ガルフカラー”のマクラーレンのグッズはすぐに売り切れとなり、多くの人がこのカラーリングを将来もっと頻繁に使用することを求めている。しかし、マクラーレンF1のチーム代表を務めるアンドレアス・サイドルは、現在の計画では“ガルフカラー”デザインは今のところ一回限りのものにすぎなと語った。「カラーリングに関して、現時点で私が言いたい唯一のことは、今の時点ではで明らかに1回限りのリバリーでだったということだ」とアンドレアス・ザイドルは語った。「ここでの象徴的なレースは、ブルース・マクラーレンとの60年代に遡るガルフとの歴史的なパートナーシップを祝うために計画された」「それが、ガルフと我々の間でプロジェクトの背後にあったアイデアだった。将来の計画に関して、現時点で言えることはこれだけだ」マクラーレンF1の“ガルフ”カラーリングは、1戦限りでカラーリングを再設計するというF1で歓迎すべきトレンドの最新のものとなった。フェラーリは、昨年のムジェロでの1000回目のグランプリをレトロな配色で祝い、メルセデスは2019年にホッケンハイムで125周年を祝い、その起源に敬意を表してマッシュアップを行った。フェラーリとメルセデスの両方はそれらのお祝いの週末に苦戦を強いられたが、“ガルフカラー”のマクラーレンはランド・ノリスが表彰台を獲得。1回限りのカラーリングを取り巻く“呪い”を解いた。ランド・ノリスもガルグカラーのデザインは「本当にクール」だと語る。「ユニークだよね」とランド・ノリスは語った。「写真で見てもかなり素晴らしい。ガルフの歴史の一部になれて、違ったことをした最初のリバリーのひとつになれたのはとにかくクールなことだ」