マクラーレンは、新たなF1テクニカルディレクターとなるジェームス・キーをトロロッソから早期加入されるためのレッドブル側からの提案を拒否した。レッドブルは、今年7月にマクラーレンがジェームス・キーと契約したことを発表したことに不満を表明。その後、両者はジェームス・キーの早期リリースについて交渉を重ねてきた。
レッドブルは、2019年のトロロッソ・ホンダのドライバーとしてランド・ノリスを貸し出すことを含めた契約を望んでいるとされていたが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはそれを否定。交渉は単にお金の問題だったと述べた。「我々はマクラーレンに問題の解決方法を伝えたが、我々は何も聞かされることはなかった」とヘルムート・マルコはコメント。「我々は急いではいない。金銭的なことだ。我々は状況を複雑にはしていない」マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、現在は交渉は行われていないと述べ、レッドブルが提案してきた金額にも関心はなかったと語る。「彼らと話し合いはできていない。彼らは条件を付けてきた。私は彼らが出してきた条件に関心はなかった」ザク・ブラウンは、ジェームス・キーがいつから新しい仕事を開始できるようになるかはわからないと認める。「我々はジェームスと契約を結んでおり、彼はテクニカルディレクターとしてマクラーレンに入社する予定だ」とザク・ブラウンは改めて述べた。「そのタイミングについてはまだ取り組んでいるところだ。今シーズン、彼が我々に加わる可能性は低いと思う。具体的なスタート日はまだ決定していない」ヘルムート・マルコは、ランド・ノリスは9月30日までにマクラーレンの2019年のF1シートを獲得できなかった場合はフリーエージェントとなり、ジェームス・キーの交渉とは無関係だと述べた。「現時点で状況ははっきりしている。9月末までにマクラーレンが彼にシートを与えれば、彼は確定する。そうでない場合はフリーだ」また、ザク・ブラウンは、元マクラーレンで現在フェラーリにいるパット・フライとの契約が合意に達したとの噂を否定。だが、今後もさらなる人員発表があると認めた。「我々は技術部門を強化するために様々な人材と話をしている。内部的に何名か雇ったが、実際には公にしていないものもいる。他の人材もチームに加入する予定であり、追って話すことになるだろう」
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