マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソがF1シンガポールGPを欠場してソノマで開催されるインディカー最終戦に出場するとの噂を一蹴した。 フェルナンド・アロンソは、今年5月にF1モナコGPを欠場し、アンドレッティ・オートスポーツ、ホンダ、そして、マクラーレンがタッグを組んだ“マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ”からインディ500に参戦。一時はトップを走行するもホンダのエンジンが故障したことによりリタイアに終わった。
レースを終えたフェルナンド・アロンソは、またいつかインディ500に参戦したいと語っていた。フェルナンド・アロンソとマクラーレンの契約は今シーズン末で期限を迎えるが、まだアロンソが2018年にどこでドライブするかはまだ決まっていない。フェルナンド・アロンソは、夏休み中に将来について検討としており、2018年にインディカーに転向する可能性も除外していない。今週、アメリカではフェルナンド・アロンソがもう1度インディカーに参戦することを検討しており、カリフォルニアのソノマ・レースウェイで開催されるインディカー最終戦でアンドレッティ・オートスポーツの5台目を走らせるとの噂が流れた。だが、ソノマは9月17日(日)に開催されるナイトレースで有名なF1シンガポールGPと日程がかぶっている。フェルナンド・アロンソのインディカー再挑戦の噂について、ザク・ブラウンは「完全にクレイジーだ」と Racer コメント。「まずは我々にそのような要請をしなければならないが、彼からそういったリクエストはない。それに、シンガポールGPと日程が衝突している。フェイクニュースだ」 フェルナンド・アロンソは、今後の最優先事項は、F1に残って3度目のワールドチャンピオンに挑戦できるマシンを見つけることだと述べている。2018年の所属チームとして最も可能性が高いのはマクラーレンに残留するか、ルノーへの移籍だとされているが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の動きが不明確であることから、2018年もしくは2019年にフェラーリに復帰するとの噂もある。フェルナンド・アロンソの来季に影響を与えるとされているのが、マクラーレンが2018年もホンダとのパートナーシップを続けるかそうかとされている。マクラーレンは、2018年にパワーユニットの変更を検討していることを明らかにしており、すでにフェラーリとメルセデスから断られている。残るメーカーはルノーであり、2018年のF1マシンの開発のために9月までに決断を下すと報じられている。フェルナンド・アロンソがF1モナコGP欠場を決意した背景には、ホンダのF1エンジンのパワーと信頼性不足がある。また、アンドレッティ・オートスポーツは、2018年のエンジンをホンダからシボレーに変更することを検討しており、その結果次第では、将来再びマクラーレンがアンドレッティと組んでインディ500に参戦しようという試みが妨げられるかもしれない。ザク・ブラウンは、再びインディ500への参戦を考えた場合にアンドレッティのエンジン計画がどう影響するかはわからないとコメント。それよりもっと大きな要素になるのが、マクラーレンとホンダの関係が2018年にどうなるかだと述べた。「50-50だ。変わってくるかもしれないし、変わらないかもしれない。マシンにホンダのエンジンを積んでいるが重要かどうかは、我々とホンダの関係がどうなるかによって大きく左右される」
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