マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、フェルナンド・アロンソが来月のインディ500でオーバルレースを初経験することの安全上の“危険”を案ずる声を退けた。フェルナンド・アロンソは、F1モナコGPを欠場し、アンドドレッティ・オートスポーツが用意するマシンで来月インディ500でデビューを果たす。
インディ500は5月28日に開催されるが、フェルナンド・アロンソはF1スペインGPの翌日の5月15日に開催されるテストでインディカーのマシンをテストすると予想されている。オーバルでレースをしたことがないフェルナンド・アロンソは、チャレンジに直面するであろうことを認めているが、エリック・ブーリエは、アロンソは十分にプロフェッショナルなドライバーであり、F1の仕事に影響を与える大きな事故を避けることができると考えている。「心配はしていない」とエリック・ブーリエはコメント。「もちろん、インディは高速トラックであり、さらにレートは高いかもしれないが、私は過去数カ月、数年にわたって行われてきたことを信じているし、クルマは平均230mphで周回はするが、今はより安全になっていると思う」「いずれにしろ、モータースポーツは危険だし、負傷する可能性は常にある。もちろん、我々は全員を保護しなければならないが、それをベースに決断を下したり、何もしないということはできない」フェルナンド・アロンソが仮に負傷した場合、F1モナコGPで代役を務めるジェンソン・バトンが続投する可能性はあるかと質問されたエリック・ブーリエは「我々はチームとドライバーのためのああらゆる保護をしなければならない。ジェンソンは我々とサードドライバーとして契約しているし、可能性はある」と答えた。