マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、チームが抱えている問題は“一晩で解決できるような問題ではない”としつつも、オーストラリアでは良い戦いができることを期待している。マクラーレン・ホンダは、8日間のテストで少なくとも7回のパワーユニット交換を行い、両方のドライバーがフラストレーションを抱えることとなった。
8日間でストフェル・バンドーンは235周、フェルナンド・アロンソは190周しか走れず、マクラーレン・ホンダの425周という周回数は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の一人分の走行距離にも及ばない。ラップタイムも、最速のフェラーリから2.714秒差を付けられている。マクラーレンとホンダは、予定されていたメディア会見をキャンセルするほど追いつめられた。エリック・ブーリエは「プレシーズンテスト最終日は期待通りの一日とはならなかった」とコメント。「木曜日の電気系の問題が尾を引き、電源が落ちてしまう原因を解明するために、一日中さまざまな箇所の変更に取り組んだ」「この2週間のテストで多くの問題が起こったが、マシンの理解は着実に進んでおり、解決すべきことも分かっている」「もちろん一晩で解決できるような問題ではない。だが、残り2週間という期間で、オーストリアに向けてマクラーレンとホンダともに改善できればと思っている」「チームの全員が、日々前進すべく、献身的に働いてくれた。みんなが見せてくれた懸命な努力と情熱を心から誇りに思う」「今回のテストは厳しいものとなったが、正しい方向に進むための解決策を見つけるため、モチベーションを高く保っている」
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