マクラーレン・ホンダ MCL32のディテールを撮影した動画が公開された。マクラーレン・ホンダは24日(金)にマクラーレン・テクノロジー・センターで新車発表会を開催。2017年F1マシン『MCL32』が公開された。注目はやはりそのカラーリング。マクラーレンの伝統カラーであるオレンジが取り入れられ、ブラックと組み合わされている。
だが、第一印象は2007年にF1に参戦していたスパイカー。塗装は非常に美しい。圧倒的な最下位チームだった同チームとは異なる歴史を切り開いてもらいたい。マクラーレン・ホンダ MCL32の特徴と言えるのは、“サイズゼロ”を提唱していたチームらしい非常にタイトなリアエンド。また、後方まで延ばされたフロントウィングステーに入れられたルーバーとそれに合わせてラウンドしたノーズ形状も初めてみられるソリューションだ。Sダクトへ送られるノーズ下の気流をアシストする狙いが見て取れる。だが、それほど攻めた姿勢が見られないのが不安なところ。ウィングステーの延長はルノーも採用しており、サイドポンツーンは下部がかなりえぐられているが、フェラーリほどアグレッシブではない。メルセデスとフェラーリがすでに披露したTウィングも現状では未採用。全体の美しさという点でもメルセデスには及ばない。新設計されたホンダのF1パワーユニットに速さがあり、コンサバティブなデザインがオールラウンドにくせのない性格であることを祈りたい。マクラーレン・ホンダ MCL32マクラーレン・ホンダ、MCL32を発表 / 2017年F1マシン


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