マクラーレン・ホンダは、F1スペインGP初日のフリー走行でフェルナンド・アロンソが7番手タイム、ジェンソン・バトンが11番手タイムだった。フェルナンド・アロンソ (7番手)「今日はマシンの感触がかなりよかった。特にリアのグリップに関しては、明日に向けて、いくつか改善する必要がある。マシンに対してはまだ完全に満足しているわけではないので、さらにいくつか試してみるつもりだ」
「僕たちは今夜、ジェンソンと僕のマシンから得たデータを確認し、明日に向けて、より良い解決策を見い出すつもりだ。明日の予選に向けて、僕たちはロシアと同じ状況にいると思う。フリー走行のラップタイムを見る限り、トップ10内に入れるように見えるけど、僕たちがQ3に進出するにはさらに一押ししなければならない傾向があり、まだそのステップを踏み出せていない。 それでも、パワーユニットの性能はここではロシアほど重要ではないので、なんとか対処できるかもしれない。どうなるのか見てよう」ジェンソン・バトン (11番手)「今日は良くも悪くもない一日だった。FP1は難しいセッションとなり、その後のFP2では序盤はマシンをガレージから外に出すことができなかった。ただ、最終的にはマシンで少し周回を重ねることができ、僕たちのロングランでのペースはそれほど悪くなかった。最後にソフトタイヤを装着して走行した際には、バランスがよくなった。今日はマシンのリアエンドが『浮いている』ような感触があり、そのために大きな問題を抱えていたけど、バランスを改善できたことは励みになった。僕たちは目標に近づきつつある。 僕たちがレースごとにアップグレードを導入しているのはすばらしいことだけど、それらのアップグレードが機能するのかどうかを見極めるために、金曜日のフリー走行でかなりの時間を費やす必要がある。今日は忙しい一日だったけど、明日はパフォーマンスと予選に集中できるだろう。 今回のレースでポイントを獲得するのは容易ではないけど、僕たちはベストを尽くす」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「我々は既にこのサーキットで(開幕前に)多数のテストをしているため、ここバルセロナ・カタルニア・サーキットでは、現地入りしてマシンを走らせるだけだと思われることがよくあります。ただ、実際には、それとは全く異なる状況であることがほとんどです。テストを実施するのは低温の冬場であり、また(開幕前テストを行う)2月から(スペインGPが開催される)5月までの間に車体およびパワーユニットの大規模な開発が行われるため、ここで理想的なバランスを見つけるのが難しいことがよくあります。 今日はマシンの最適なスポットを見つけるのに少し苦労しましたが、最終的には自分たちの進化に関してポジティブな感触を持てました 。また、今回のレース用にかなり広範囲に及ぶアップグレードパッケージを導入しましたが、それらのコンポーネントのどの部分を土日に使用するのかを理解するために、その効果を見極める必要があります。 また、昨夜から今日にかけてのメカニックの懸命な仕事ぶりにも感謝しなければなりません。本日の両セッションにおいて、修理やアップグレート品の取り付け、及びマシンの対応などたくさんの作業がありましたが、メカニックのメンバーはすばらしい仕事をしてくれました。 まだやるべきことはたくさん残っていますが、我々は既にかなりの進化を遂げています」 関連:・F1スペインGP フリー走行2回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム・F1スペインGP フリー走行1回目:セバスチャン・ベッテルがトップタイム
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