マクラーレン・ホンダは、2016年F1シーズンにおけるエンジン供給に関してレッドブルと話し合いを進めつつ、“慈善団体”ではないとの立場を強調した。今シーズン終了まで残り4週間となったが、レッドブルはまだパワーユニットのない状況となっている。ルノーとの関係を解消することを決めたレッドブルだが、メルセデスとフェラーリからは供給を拒否された。そこでレッドブルは、残りのエンジンメーカーであるホンダにアプローチをかけた。
しかし、先週、バーニー・エクレストンは、マクラーレン・グループのロン・デニスCEOがホンダのエンジン供給にブロックしたことを明かした。ロン・デニスはホンダの他チームへの供給に対して“拒否権”を有しているという。ロン・デニスにレッドブルを援助する気はないことで、供給の可能性は暗礁に乗り上げたように見えたが、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、状況は“オープン”だと主張している。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「繰り返しになるが、パートナーとして我々は戦略面で合意しなければならない」とコメント。「ロンが“ノー”と言った、新井さんが“イエス”と言ったなどという問題ではない。それについての議論はない」「明らかにレッドブル内の問題だ。レッドブルが作り出したのであり、他の誰かが作り出したわけではない。それに我々は慈善団体ではない。我々は助けるためにここにいるわけではない」「だが、我々はその種の議論を行っていく予定はない」「今日、話し合いが、マクラーレン・ホンダの立場は明白だ」新井康久は、この件についてのホンダのスタンスについて「現時点で詳細をお話しすることはできません」とコメント。ることができません。「チーム(レッドブル)からのアプローチはありましたが、議論は進行中であり、何も決定していません」「今シーズン、我々は常に『我々は常にオープンであり、議論は進行しています』と言ってきました。そういうことです」
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