マクラーレンは、最近のテストでMP4-24に2008年仕様のリアウイングを装着して走行しているが、テストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサは、その理由を「基準点」として利用していると説明した。マクラーレンは、アルガルベでのデビュー、そして先週のヘレステストでMP4-24に昨年マシンMP4-23の低く広いウイングを搭載していた。このウイングについては、様々な説明がなされている。
雨天のポルトガルのテストでは、2008年ウイングを装着した理由を「ダウンフォースを増加させる予防措置」とマクラーレンの広報は説明していた。先週のヘレスでは天候は改善したが、「ハイダウンフォースの2009年仕様部品がない」ため2008年ウィングを使用したと述べていた。その後チームは、ヘレスのウイングは「予想されるダウンフォース負荷をシミュレート」するための「ハイブリッド仕様」のウイングだったと説明した。そして「次回の冬期テストでは一連の新部品が登場する」とつけ加えた。ペドロ・デ・ラ・ロサは、最近2008年ウイングが再登場したのは「今年のデータを昨年のデータと比較する基準点がほしかったからだ」と述べた。「僕らはいつも適切な空力学的負荷を用いている。欺いたり、時間を無駄にしたりはしない」
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