マクラーレンが、ホンダにF1プロジェクト総責任者を務める新井康久の更迭を要求したと Sky Sport が報じた。ホンダは約束していた結果を出せておらず、新生マクラーレン・ホンダは、苦しいスタート以降ほとんど進展を果たしていない。F1イタリアGPの予選では、新井康久に対してメディアからの集中攻撃があり、ドライバーのフェルナンド・アロンソは、メルセデスに対してストレートで3秒失っていると主張していた。
新井康久は、辞任を考えているかとの質問に首を振り、ホンダのエンジンはルノーよりも優れているとの主張を繰り返している。だが、マクラーレンとホンダの関係は、マクラーレンが新井康久の更迭を要求するという極限に達したようだ。Daily Mail は「マクラーレンは、ホンダの散々なパフォーマンスに腹を立てており、ホンダの八郷隆弘社長に新井を交代するよう手紙を書いたほどだ」と報道。Sky Sport の関係者によると、特電の正確な内容はわからないが、マクラーレンのロン・デニスCEOが、ホンダに手紙を書いたのは事実だと考えている。マクラーレン・ホンダは、2015年の11戦中、3戦でしかポイントを獲得できておらず、F1イタリアGPのポールシッターであるルイス・ハミルトンからほぼ3秒遅れていた。フェルナンド・アロンソは、MP4-30がコーナーでメルセデスに対してコンマ3秒を失っていると述べ、残りの不足分はホンダのパワーユニットのパワーブソクによるものだとリポーターに延べた。マクラーレンは、1980年以降で最悪のコンストラクターズ選手権となりそうであり、賞金収入の損失は、チームの将来に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。Sky Sport のレポーターを務めるマーティン・ブランドルは「マクラーレンにとって厳しい日々だ。彼らはワールドチャンピオンシップを8位か9位で終えることになるだろう。巨額のテレビ収入を失うことになりそうだ」とコメント。「彼らはスポンサーを獲得できていない。スポンサーを失うことになるかもしれない」「ホンダが、多くの資金を投入していることはわかっているが、大きな費用のかかるビッグチームだ。そこに目を向けて、“すぐに変える必要がある”と思わなければならない」
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