ホンダのF1エンジンを搭載したマクラーレン MP4-29Hが、シルバーストンで初走行を行った。14日(金)、マクラーレンはフィルミングデーを利用してホンダのパワーユニットを搭載したMP4-29Hでの初走行を実施。テスト走行はテスト兼リザーブドライバーのオリバー・ターベイが担当。ボディには『HONDA』のロゴが掲載された。
MP4-29Hのシャシーは、マクラーレンとホンダが新しいパワーユニットのインスタレーションから情報を最大限に得られるように設計された。F1規約では、フィルミングデーでの走行は100kmに限られており、タイヤもデモンストレーションタイヤを装着しなければならない。しかし、ホンダの新しいパワーユニットの初期症状をテストには十分な距離であり、アブダビGP後のテストで、新しいホンダのパワーユニットを走らせる価値があるかどうかを見定める機会となった。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、F1復帰初年度となる2015年から勝利を目指すと述べている。「F1は我々の戦略の非常に重要な部分です。ホンダにとって勝利は非常に重要なことです」「我々は、ブランド認知を広げたいと思っています。我は来年レースに勝てると信じています」