マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ホンダのエンジンに変更との噂を否定。2015年まで現在のエンジンパートナーであるメルセデスを使うと保証した。昨年11月、マーティン・ウィットマーシュは「マクラーレン-メルセデスは今後何年も続いていくだろう」と述べていたが、かつてマクラーレンとのパートナーシップで大成功を収めたホンダがF1復帰を目指していると噂されている。
メルセデスが2009年末にブラウンGPチームを買収し、マクラーレンの株式を手放したことで、マクラーレンはもはやメルセデスの“ワークス”チームではないが、マクラーレンは、この契約は少なくとも2015年まで継続する。マーティン・ウィットマーシュは、この契約があと3年続き、メルセデスエンジンでさらなる成功を達成することに専念していると繰り返した。「今言えるのは、2013年、2014年、2015年は長期的パートナーであるメルセデス・ベンツとの契約があるということだ」とマーティン・ウィットマーシュは Sky Sports にコメント。「契約がある。彼らは我々のパートナーであり、彼らとともにレースやワールドチャンピオンシップで勝つことを目指している」F1が、2014年からターボチャージャーつきの環境に優しい新しいエンジンの導入を発表して以来、ホンダは他の有名自動車メーカーとともに何度もF1復帰が噂されている。FOTAの会長も務めるマーティン・ウィットマーシュは、全体的にF1には11チームにエンジンを供給するさらなるサプライヤーが必要であることを認めている。マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンのエンジンに関する長期的な将来については語ろうとしなかったが、当面はメルセデスに専念すると繰り返した。「いろいろな噂がある。ポルシェ、ヒュンダイ、ホンダなどの名前が挙がっている」とマーティン・ウィットマーシュはコメント。「F1にとって、それら自動車メーカーに復帰してほしい。F1には彼らが必要だ。現時点ではルノー、メルセデス、フェラーリしかいない。もっとエンジンサプライヤーが必要だ」「我々には長年続いているメルセデス・ベンツとの契約がある。今のところ我々はそれに集中している」「長期的には何があるかわからないが、メルセデス・ベンツとの提携は光栄だ。彼らは過去数年間素晴らしい仕事をしており、多くのレースに優勝した。今後数年間もさらに優勝していきたい」ホンダは、世界的な金融危機とその後の自動車販売の低迷を受け、2008年末にF1から撤退し、チームをロス・ブラウンと経営パートナーに売却した(現在のメルセデスGP)。ホンダは3回F1に参戦しているが、最も成功したのは1988年から1992年までマクラーレンにエンジンを供給したときで、このときはドライバーズとコンストラクターズの両チャンピオンシップで優勝している。関連:マクラーレン、2015年からホンダのF1エンジンに変更か