マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ルイス・ハミルトンの後任としてセルジオ・ペレスと契約したことには“リスクの要素”があると認めた。ルイス・ハミルトンは、F1での全てのキャリアを過ごしてきたマクラーレンを離れ、2013年からメルセデスに移籍することを決定。マクラーレンは、後任に昨年ザウバーでF1デビューしたセルジオ・ペレスを据える。
セルジオ・ペレスは、今シーズン3度の表彰台を獲得しているものの、マクラーレンとの契約を発表してからはポイントを獲得できておらず、浮き沈みのあるシーズンとなっている。マーティン・ウィットマーシュは、チームにとってセルジオ・ペレスはまだ未知数であると認める。「彼は22歳だ。ルイスがスタートしたのと同じ年齢だ。彼らには多くの才能があると思う」とマーティン・ウィットマーシュはコメント。「だが、正直でいなければならないし、（彼のポテンシャルについては）わからない。我々は、彼がさらに上のレベルにいけると思わなければ契約はしなかった」「これまで彼は2人（ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトン）がさらされるようなプレッシャーを経験していない。マクラーレンでは生じることであり、上位グリッドにいなければ、多くのプレッシャーがかかる」「今の2人はそれを良く知っているし、彼らはそれを経験し、それに耐え、成長し、うまくやってきた」「そのようなプレッシャーに耐えられないドライバーの例もあるので、非常に若いドライバーを起用し、そこにリスクの要素がないとここで言うのは愚かなことだと思う」関連：マクラーレン、セルジオ・ペレスとの契約を発表