マクラーレンが、ルイス・ハミルトンの後任候補としてセルジオ・ペレスに接触したと Mail on Sunday が報じている。ルイス・ハミルトンとマクラーレンとの現在の契約は今シーズン末で終了となり、エディ・ジョーダンがハミルトンのメルセデス移籍の可能性を主張したことにより、ルイス・ハミルトンの去就と関連したドライバーの移籍に注目が集まっている。
報じられたところによると、マクラーレン側はルイス・ハミルトンのマネジメントを手がけるXIX Entertainmentの交渉手法にうんざりし始めているという。セルジオ・ペレスは、フェラーリの育成ドライバーの一員だが、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、まだセルジオ・ペレスには跳ね馬を駆るには経験が少なすぎると述べていた。報道によると「マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュ代表が“プランB”は用意していないと認めてからわずか1週間後、ハミルトンがメルセデスから提示された6,000万ポンド(約76億2,000万円)のオファーを検討していることもあり、ペレスに接触を試みたものと思われる」としている。また、セルジオ・ペレスに対する動きは“終わりの始まり”であり、「ハミルトン陣営に裏をかかれたくないマクラーレンが、ペレスを勧誘するという脅威により、ハミルトンは自分の将来が自らの手を離れたことに気付くかもしれない」と指摘している。